小國神社のご利益はやさしい神様が宿る縁結びのパワースポット

事任神社から車で約30分ほどで、小國(おくに)神社に到着します。

御神域が東京ドーム21個分もの広さを誇る小國(おくに)神社は、1450年以上歴史のある神社です。

樹齢数百年の老杉などが、数多く生い茂る古代の森の中にやさしく迎えて下さる小國神社についてご紹介したいと思います。

小國神社の御祭神と御神徳

 

大己貴命(おおなむちのみこと)

一般的には神話「因幡の白うさぎ」でおなじみの大国様(だいこくさま)として登場する、心優しい「縁結びの神さま」として広く知られています。

須佐之男命の御子にして、豊葦原の国(日本の国)を稲穂がたくさん稔る豊かな国に造りあげ、天孫に国をお譲りした神さまとして「国作之大神(くにつつくりのおおかみ)」・「大穴牟遅神(おおなむじのかみ)」といわれています。

国土開発・山林・農業・医療などの知識や文化を人々に授けられるなど大きな力を発揮され、国土経営・緒業繁栄・夫婦和合・縁結び・厄除け・心願成就・交通安全など、御神徳の高い神さまとして崇敬されています。

また、小國(おくに)の語源は、神を祀るきれいな場所・神聖な場所と言われ、古来より許当麻知神社(願い事を待つ意)、事任神社(願い事のままに叶う意)とも呼ばれていて、

近年では、「願い事が意のままに叶う神社」事任神社(ことのままのかみやしろ)としても広く知られています。

 

境内

「古代の森」と謳われる約30万坪(東京ドームの建物21個分)の御神域は、約200年前から杉・檜・松の植林が盛んに行われ、全国的にも類をみない植林数となっています。

 

厳かな鎮守の森を今に護り伝えています。

鳥居をくぐり、しばらく森の中を歩いていくと左手に池が見えてきます。

事待池

ことばのままに願いが叶う神社「事任の社(ことままのかみやしろ)」とされる小國神社境内にあることまち池では、願事が叶ったときに、お礼の感謝の気持ちとして鯉を放つという慣わしから、事のままにまつ池「事待池(ことまち池)」と呼ばれています。

 

赤い橋の手前に架かる橋は、森町の伝統工芸品である森山焼の陶器片を色鮮やかにちりばめ、比売神様への架け橋として平成25年4月に新装されたものです。特に、新緑、紅葉の時期には、神聖な雰囲気と共に風情ある風景を醸しだします。

 

宗像社

  • 田心姫命(たごりひめのみこと)
  • 田霧姫命(たぎりひめのみこと)
  • 市杵島姫命(いつきしまひめのみこと)

弁天社ともいい、宗像三女神は女性の守護神と敬われが学問、芸術、財産の神として、また、水徳の神とも敬われています。

 

八王子社

御祭神

  • 国狭槌命(くにさづちのみこと)
  • 五男神
  • 三女神の八柱の神

国土の守護神であり災難除けの御神徳が極めて高いとのこと。

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本殿

 

 

家康公の立ちあがり石

徳川家康公が三方ヶ原の合戦の前年に開運祈願に立ち寄り、敗戦の後、命からがら逃げるとき、この石に腰を掛けて休息

されたと伝えられています。

以来、此の事を悲境をのりこへた「立あがり石」と言われ、人生の再起を念じて石に腰かけてあやかるそうです。

 

 

 

 

金銀石

松の木を挟んで左右に置いてある石。願いを込めながら石を撫で、隣にある松も撫でると金運アップや良縁に恵まれるそう。「金運石」、「引寄石」、「夫婦石」とも呼ばれているそうです。

そばの木札の説明には、

「古老の伝えによれば、御神大己貴命(おおなむちのみこと)が遠江の国造りをされ、
此の地に留まりて、諸行を教えた給う中に、金銀の印として此の石を授けたと云われ、
以来諸民此を金銀石と称し、松を願掛け石(待つ)という。」

 

全国一宮統合殿社 (ぜんこくいちのみやとうごうでんしゃ)

 

全国一宮等御祭神七三柱が祀られています。

 

縁結び「ひょうの木」

近年のパワースポットブームにより、更に多くの方がお参りに訪れるように。平成16年には、森町の天然記念物にも登録されたそうです。

正式な学名は「イスノキ」というそうです。

古くは、この木は宮中(皇室)で使われる櫛となる重要な材料にされていたそうです。

「ひょうの木」にまつわる神話に、御祭神「大己貴命」(大国様)も「ひょうの実」を吹いたところ、その美しい音色に感銘を受けた女神が現れ、契りを結んだという古い言い伝えがあります。

以来、「恋愛」「人間関係」「仕事」など様々な「縁を結ぶ」御神木として古くから信仰
されています。

そしてそのひょうの木につくひょうの実、といわれている穴の空いためずらしいかたちのものは、実は実ではなく葉っぱに昆虫が寄生したものなのです。

力強くもあり、優しい愛に満ち溢れたパワースポットです。

運よくみつけることができると縁結びの縁起物として持ち帰って、神棚にお祀りされるそうですよ。

ことまち横町の売店で説明されていました。

【ひょうの実】

縁結びの御神木であるひょうの木の葉に昆虫が寄生し木質化。

笛のように吹くとひょうという音が出るので、ひょうの実と呼ばれる。

男女のご縁だけでなく、どんな良縁ももたらしてくれる木の葉のお守り。

このような枝付きは大変めずらしいそうです。

 

御神木 大杉の根株

この杉は昭和47年の台風により倒れて、樹齢千年余りの老木のため根株の中が空洞になっているそうですが、古くから願掛け杉・福寿杉・虫封杉とも伝えられ、心願成就を祈ったそうです。

 

インフォメーション

住所 静岡県周智郡森町一宮 3956-1
電話/FAX 0538-89-7302/0538-89-7367
公式HP http://www.okunijinja.or.jp/
駐車場 無料駐車場約900台(大型バスは専用駐車場をご利用ください)

駐車場MAP http://www.okunijinja.or.jp/pdf/parking_map.pdf

アクセス 電車:JR掛川駅から天竜浜名湖鉄道乗換え、「遠江一宮駅」下車
車:新東名高速道路「遠州森町スマートIC」から約7分

 

 

-おしまいに-

遠州の小京都といわれる静岡県周智郡森町(もりまち)に広大な御神域を誇る小國神社は、事任神社(ことのままのかみやしろ)として、願い事が意のままに叶うとされる神社です。

恋愛や仕事などさまざまな縁結びの神として「優しい神」が宿る場所。

桜、新緑、花菖蒲、紅葉と四季折々いつ訪れても美しい神社なので、是非足を運んでみてはいかがですか?

 

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