京都上賀茂神社のご利益と浄化のパワースポット

上賀茂神社は、正式名称を「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」といい、古来より皇室とのゆかりが深く、戦前までは伊勢神宮に次ぐ全国神社の筆頭に位置していました。

「葵祭」や「世界遺産」としても名高い上賀茂神社は、京都の北部に位置し、山々からの気を京都の地に送り込んでいます。

そんな悠久の歴史を伝える上賀茂神社のご利益やパワースポットをご紹介します。

上賀茂神社のご利益

正式名称の「賀茂別雷神社」からもわかるように雷神を祀るところから、古来、厄除けの信仰を集めてきました。

平安京以前の京の都、長岡京の北東(鬼門方位)に位置しており、鬼門の方角から来る厄災から都を守る役割を担っていたので、平安遷都後、王城鎮護の神、鬼門の守り神として崇められてきました。

主祭神は「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」

神名の雷は「神鳴り」を意味し、別雷は「若い雷」すなわち若々しいエネルギーを備えた神なのです。雷は降雨をもたらす力を持ち、水の恵みをコントロールする治水の神でもあります。

ほかにも航空安全や縁結び、子授かりや家内安全、開運、必勝などのご利益で知られおり、一年を通してさまざまな祭事も多く、訪れる方が後を絶ちません。

 

「土」と「水」の浄化のパワースポット

上賀茂神社は、御祭神である賀茂別雷大神が降臨したとされる「神山(こうやま)」からの「土の気」によって強い浄化力を持つともいわれています。

賀茂氏の女性の中には神様の子を宿す選ばれし者がいるという伝説があり、現在でも女性の神様として有名な玉依比売命(たまよりひめのみこと)がそれにあたります。

賀茂別雷大神は玉依比売命から生まれましたが、ある時、父親に杯を注ぐため天上へと昇ってしまいました。

玉依比売命が嘆き悲しんでいると、ある日、現在の上賀茂神社の背後にある「神山」に賀茂別雷大神として降臨したのだそうです

また、御物忌川と御手洗川が境内で合流して「ならの小川」と名を変え、水の強い浄化力によって清められ、桜の頃は「御所桜」や「斎王桜」「馬だしの桜」などの開花によって、いっそう水の気が強まるとのこと。

 

上賀茂神社の立砂(たてずな)

二の鳥居を入るとすぐある、神様が降臨する場所といわれる円錐形の「立砂(たてずな)」
細殿前にある立砂は、上賀茂神社の北北西2kmに位地する「神山(こうやま)」を模したものです。神様が降り立つといわれ、魔を払う力があるそうです。
現在でも鬼門や裏鬼門に砂をまき清めるのは、この「立砂」が起源とされています。

立砂の横に、「清めのお砂」が置かれていて、参拝者用に一袋500円で購入することができます。ご自宅の鬼門や裏鬼門、土地を清めることができる『斎砂』
玄関や庭に置くと、家の厄除けができる砂です。

 

岩上(がんじょう)


引用:http://imgrud.com/tag/

上賀茂神社の中で最もパワーが強いと言われているパワースポットが「岩上(がんじょう)」です。

岩上は「片岡社」という縁結びで有名な末社のすぐそばで、楼門の向かい側に、注連縄で結界が張られていて、見過ごしてしまうほどひっそりとした御神域です。

けれども、こちらはこの土地の「気」の発生源で、自然のパワーを強く感じられるパワースポットです。

春の葵祭の神事の中に、『返し祝詞』という珍しい神事があって、この上賀茂神社の「岩上」の岩の上で、宮司が神の意志を受け、それを小声で勅使神の返事を伝えるという、とても神聖な場所なのです。

側の立て札にはその説明が書いてあります。

「返祝詞(かえしのりと)」を申す神聖な場所である。
太古御祭神が天降りされた秀峰神山は本殿の後方約2kmの処に在り、頂きには降臨石を拝し、山麓には御阿礼所(みあれしょ)を設け厳粛な祭祀が斎行されてきた。
この岩上は神山と共に賀茂信仰の原点であり、古代祭祀の形を今に伝える場所である。神と人との心の通路でもあり、「気」の集中する場所である。』

引用:上賀茂神社「岩上」の立て札

この上賀茂神社の原点とされる「岩上」で、ながめるだけでも充分ですが、是非、深呼吸して、自然の「気」をたくさんいただいて帰りましょう。

 

手水舎

上賀茂神社のもうひとつの浄化のパワーがこの「水」にあります。

上賀茂神社の境内には祭神である賀茂別雷大神が降臨したと伝えられる「神山(こうやま)」の湧き水が流れています。手水舎の水は、この水を汲みあげたものなのです。

とても透き通った柔らかな水で、ご神水ともいえるお水で手を清めるだけではなく、飲むこともできるので、体内を浄化させていただけるパワースポットです。

ペットボトルを持参してお水取りをしていく方もおられますよ♪

楢(なら)の小川

御手洗川と東側を流れる御物忌川が合流した

上賀茂神社には本殿の西側を流れる「御物忌川」、東側を流れる「御手洗川」という2つの川が本殿を挟む形で流れ、それらが合流して「ならの小川」と名前を変えます。
さらに境内を流れていき
、境内を出ると明神川となります。

「ならの小川」では、「葵祭」や人形(ひとがた)の紙を川に投げ入れて、罪や穢れを祓い清める「夏越の祓(なごしのはらえ)」の際の禊(みそぎ)の儀式を行う場所としても使われるとても神聖な水のスポットです。

この小川の合流地点には、地元の子供たちによって育てられた「フタバ葵」が植えられていて、毎年行われる「葵祭」ではすべての参加者が「フタバ葵」の葉を身に着けて京都御所から上賀茂神社までの道のりを進みます。

ならの小川で散歩するだけでも心が洗われるような、ゆったりとした気持ちになりますが、古くは神職が身を清めていた小川で、手足をつけて浄化させていただくと、なお一層すっきりした気分が味わえますよ!

 

片岡社(片山御子神社)

楼門前にある重要文化財玉橋の手前を東に進むと、重要文化財片岡社(片山御子神社)があります。

上賀茂神社の中にはたくさんの摂社・末社がありますが、その中でも《第一摂社》となっているのが『片岡社』です。

こちらは御祭神の加茂別雷大神のお母様の玉依比売命(たまよりひめのみこと)を祀った場所。

山城国風土記などの説話では、玉依媛命が鴨川の上流で水遊びをしていたところ、上流から赤く塗られた美しい矢(丹塗矢(にぬりや)が流れてきました。その矢を拾って持ち帰ったところ、矢は男神となり、二人は結ばれて賀茂別雷命が生まれたとされます。

このようなエピソードから、昔から恋愛の神様、女性の守護神として信仰されていたそうです。

源氏物語でも有名な紫式部も参拝したという歴史もあります。

 

渉渓園(しょうけいえん)

上賀茂神社内の、第1.3日曜だけ公開される「渉渓園」

「睦(むつみ)の木」

引用:https://ameblo.jp/chocolatebon/entry-12151791652.html

上賀茂神社の奥には「渉渓園(しょうけいえん)」という、1960年、作庭家の中根金作(なかね きんさく)さんが造った庭園があります。約500坪の庭園は桜の名所にもなっています。

そのなかに樹齢約300年のスダジイの樹がそびえたっています。

ひとつの根からいくつもの大樹が伸びている姿は、力強い生命力を肌で感じることができます。

また、仲睦まじく、家族の結びつきを象徴しているとも言われています。

木のパワーをいただくときは、直接手を触れるより、少し離して手をかかげた方がいいですよ!

 

願い石

引用:https://kyototemples.jp/

渉渓園には古くから龍の棲む池があったそうで、その池の底から出てきたといわれているのが「願い石」です。
二つの石が合わさったような不思議な形をしている石です。

これは、陽と陰が融合した姿を表す「陰陽石」だといわれていて、このふたつの石に両手で同時に触れると力を授かれるとされています。

その後、この願い石の近くの上賀茂神社の末社である「賀茂山口神社」に参拝すると、より願いが叶いやすいそうですよ。

インフォメーション

住所 〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339
TEL 075-781-0011
拝観時間 5:30~17:00(祭典等により変更有り)
拝観料 無料 国宝・本殿の特別拝観のみ大人500円
アクセス 地下鉄北大路駅から徒歩20分 地下鉄北山駅から徒歩15分
駐車場 30分毎に100円。繁忙期は1回500円(6:00~22:00)

-おしまいに-

上賀茂神社の建物は江戸時代に再建され、国の重要文化財が41棟、国宝が2棟あります。

国宝2棟以外の重要文化財の多くは1628年の式年遷宮で建て替えられたもので、以後の式年遷宮では修繕のみが行われてきました。

国宝の本殿と権殿は、普段は参拝者が入れない場所ですが、特別拝観に申し込みをすれば、見ることができます。

上賀茂神社は下鴨神社に比べて少し地味な印象ですが、背後の「神山」や「岩上」などの存在からも、土地のパワー自体が非常に強力と言われています。

この土地のパワーと「ならの小川」や湧き水の浄化力で、厄を払い「開運」「必勝」のご利益を授かりましょうね!

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