京都の八坂神社の伝説やそのご利益とは?身も心も美しくなるパワースポット

八坂神社は「八坂さん」「祇園さん」と呼び親しまれ、祇園祭を執り行うことで世界的に有名な神社です。

円山公園内に建つ祇園の産土神「八坂神社」の神様にはいろいろな伝説があります。

そのパワースポットたるゆえんやご利益についてご紹介したいと思います。

八坂神社の龍穴

八坂神社は素戔嗚尊を祀る祇園信仰の総本社です。

元は感神院または祇園社と呼ばれていました。

その分社の数は全国に約3,000社もあります。

八坂神社の本殿は「祇園造」という独特の形式で、

通常、参拝者が祈りを捧げる「拝殿」と

その奥に御祭神の「本殿」が鎮座されている形式が多いのですが、

八坂神社の本殿は「祇園造り」と呼ばれ、

本殿と拝殿をひとつの屋根で覆ってある非常に珍しい造りなのです。

八坂神社

 

承応三年(1654)に再建されていますが、

本殿の下には池があり、古くから龍が住んでいて、

龍穴があるとさまざまな文献で伝えられています。

龍穴とは大地のエネルギーを「龍神」に見立てて

その「氣」が集まる場所のことをいい、

龍穴は清らかな水で潤されていなければ「気」が枯れるとされ、

八坂神社は青々とした水をたたえる池に建てられており、

京都でも有数のパワースポットなのです。

 

御祭神

素戔嗚尊(すさのをのみこと)

古事記や日本書紀でも伝えられ、日本神話で知られるように、

素戔鳴尊は天照大神の弟神であり、ヤマタノオロチを退治したスーパーヒーローで、

櫛稲田姫命を救って地上に幸いをもたらした偉大な神様であり、

疫病除けの守護神としても厚い信仰をもたれています。

櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)

素戔嗚尊の后神で、ヤマタノオロチを退治されるときに、

櫛名田比売命が櫛(くし)になって素戔嗚尊にお力を与えられたそうです。

『古事記』には素戔嗚尊が櫛稲田姫命と結婚の折、

「八雲たつ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」

と詠まれたことが記されています。

仲の良いご夫婦の神様にあやかって、良縁の神様としても人気です。

八柱御子神(やはしらのみこがみ)

素戔嗚尊と櫛名田比売命のお子神様です。

 

ご利益

家内安全、病気平癒、試験合格、学問上達、

良縁成就、商売繁盛、各種除災安全、開運成就

祇園祭の「祇園御霊会」のエピソードから、

厄除け・疫病退散にご利益があるパワースポットと言われています。

また、古来から病気平癒のご利益があるとされ、

豊臣秀吉は母の大政所の病気平癒を祈願し、

焼失した大塔を再建されました。

仲の良いご夫婦の神様から、良縁成就、家内安全のご利益もあります。

 

蘇民将来説話

八坂神社の主祭神は、神仏分離前、祇園精舎の守護者である牛頭天王としており、

「蘇民将来説話」でも有名です。

牛頭天王(素盞鳴尊)が、旅をしている途中、

貧乏な蘇民将来(そみんしょうらい)、と

裕福な巨旦将来 (こたんしょうらい)という兄弟のところに

汚れた身なりの牛頭天王が宿をお願いしたところ、

けちな弟の巨旦将来は冷たく追い払いました。

兄の蘇民将来は貧しい生活にもかかわらず、温かく迎えて、

精いっぱいのもてなしをしてくれたのです。

その数年後、牛頭天王は再び蘇民将来のもとを訪ねて、

「もし悪い病気が流行した時には、茅で輪を作り腰につければ病気にかからない」と授け

「われは素戔嗚なり」と名乗りました。

そして悪い疫病が流行し、巨旦将来の家族は病に倒れましたが、

素盞鳴尊の教えを守った蘇民将来とその家族は茅の輪で助かったというのです。

このエピソードから「蘇民将来之子孫也」と書かれた茅の輪をつけて、

祇園祭の最終日には摂社である疫神社にて夏越祭で茅の輪くぐりも行われます。

 

祇園祭はじまり伝説

八坂神社は日本三大祭として有名な祇園祭を執り行う事でも有名です。

かつて、祇園祭は「祇園会」「祇園御霊会」と呼ばれていました。

そのはじまりは、

「平安時代、貞観11年(869年)に、京の都を中心に国々で疫病が流行しました。

人々はこれを牛頭天王や疫神の祟りによるものとして恐れたのです。

そこで、卜部日良麻呂が勅を奉じ、国の数と同じ66本の矛を立てて祭りを行い、

神輿(みこし)を、当時平安京の広大な庭園であった「神泉苑」に送って

疫病退散の神事を行ったことが「祇園御霊会」祇園祭のはじまりなのです。」

ご利益の厄除け・疫病退散というのもこのような起源からといわれています。

この一大イベント「祇園祭」は、7月の1ヶ月に渡って、

様々な神事、行事が繰り広げられ、京都に夏の訪れを告げる祭りとして親しまれています。

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美御前社(うつくしごぜんしゃ) 美女を願って舞子さんも参拝

八坂神社の美御前社

御祭神の宗像三女神は、美を象徴する神として祀られています。

ここにも伝説があります。

素戔嗚尊が根の国へ行く前、高天原の天照大神に挨拶しようとしたところ、

天照大神は素戔嗚尊が攻めてきたのではないかと疑ったのです。

そこで素戔嗚尊は疑いを晴らすため、誓約をおこないました。

素戔嗚尊は天照大神に十拳剣を渡しました。

天照大神はその剣ををかみ砕きました。

そして息を吹き付けると女神三柱が出現しました。

これが宗像三女神です。

このような状況から生まれた三女神は、清浄、潔白の証となりました。

「弁天さん」と呼ばれているのは、この三女神のうち市杵島比女命であり、

美貌の神様吉祥天とも習合し、財福・芸能・美貌の神様なのです。

本殿向かって右手の方にある力水(祇園神水)を飲んだ後にお参りすると、

美しくなるご利益があるといわれています。

また、美御前社の手水鉢には霊験あらたかな美容水が流れ、

誰でもいただくことができます。

100%天然の水で、お肌につけさせていただくと、

身も心も美しく、豊かにして下さり、女子力を高めてくださる有難い御神水です。

古くから祇園の舞妓さんをはじめ、美を求める女性から

美容・理容、化粧品業者まで広く崇敬を集めています。

美容水は、飲料水ではないので飲まないようにとのことです。

インフォメーション

住所 京都府京都市東山区祇園町北川625
電話番号 075-561-6155
拝観時間 境内自由 24時間参拝可能
休日 なし
祈祷時間 通常9:00~16:30
※祭典や結婚式が本殿で執り行われている間は案内不可
拝観料 無料
駐車場 ※有料 1時間600円
※約40台

ご祈祷される方、常磐新殿喫茶室を利用される方は1時間無料

公式サイト http://www.yasaka-jinja.or.jp/
アクセス 電車
京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約5分
阪急電車「河原町」駅より徒歩約10分JR京都駅より京都市営バス
市バス206番(反時計回り)乗車、「祇園」下車 徒歩2分
230円JR奈良線・城陽行乗車→東福寺駅下車→京阪本線乗り換え出町柳行乗車→祇園四条駅下車より徒歩7分
270円 所要時間約20分

 

南楼門

参拝されるときは、四条通沿いにある朱塗りの楼門は西楼門なので、正門である南楼門の方から入ると正面から真っすぐ拝殿に向かえます。

四条通から来られたら西楼門を正面に見て、少し右側の通りを入っていったところの鳥居をくぐって、南楼門から参拝されるといいですよ。

八坂神社

 

-おしまいに-

いかがでしたか?

祇園祭で世界的に知られてている八坂神社には、いろいろな伝説があるパワースポットですね。

御祭神は素戔嗚尊と櫛稲田姫命とそのお子様八神のファミリーでいらっしゃいます。

特に女性にうれしい力水や美人水♪

是非訪れて、身も心も美しくならせていただきましょう♪♪

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