究極の若返りは骨からのメッセージ物質にあり! 若返りホルモンDHEAのはたらきと増やし方

骨といえば、身体を支えてくれているカルシウムのイメージしかなかったのですが、

実は山中教授が最近の研究で、若返り物質は骨にあったと仰ったのが衝撃で、仕事柄とても気になる内容だったため番組を参考にまとめてみました。

最新の研究によると、臓器同士は常に会話をするように情報を交換しながら、支え合って働いていることがわかってきたそうです。

そのメッセージ物質は骨から発せられて脳の神経細胞に着地すると、そのメッセージ物質に合った役割を果たすようになっています。

 

骨のつくり替え

骨は、一見静かにじっとしているように見えますが、実は中では毎日作っては壊すを繰り返しています。

骨を破壊する「破骨細胞」は、骨に含まれるカルシウムを他の部位に回すために破壊の方向に働いています。

また、「骨芽細胞」によって骨をつくり出し、疲労骨折を防ぐなどのアクセル役が他にもたくさんいます。

そして「スクレロスチン」というメッセージ物質は骨の量を減らすブレーキ役です。

これらをコントロールしているのが「骨細胞」であり、その指令によって骨のつくり方や量が変わってくるのです。

この骨の作り替えが4つの力の源になっています。

骨のメッセージ物質による4つの力

若さを生み出す4つのメッセージを出す役割は、「発芽細胞」から血管を通じて全身の臓器に送られていきます。

記憶力

「オステオカルシン」という骨のメッセージ物質が、血管を通って脳の記憶を司る「海馬」で頑張って記憶しようとします。

免疫力

オステオポンチン」という骨からのメッセージ物質が免疫力をアップせよ!と免疫細胞の基になる細胞に届くことで、からだ全体の免疫力がアップします。

日本人の主な死因の肺炎やがんなどの原因になるのが免疫力の低下です。

そこにも「オステオポンチン」というメッセージ物質がが少なっていることが関係しています。

筋力

「オステオカルシン」は、筋肉にいくと筋肉のエネルギー効率を高める働きがあります。

精力

生殖器にも影響があり、「オステオカルシン」精巣にいくと男性ホルモンを増やす働きがあります。

 

骨を強くする方法

骨量が低下すると全身にメッセージを送るための働きが弱り、老化現象が進んでいきます。

「骨細胞」には「骨に加わった衝撃を感知する」働きがあり、衝撃を感知して骨量が増えます。

骨を生成するペースはそこで決めらます。

骨の中のネットワークで衝撃を感知すると骨をつくって!とメッセージが伝わり、骨芽細胞を増やすのです。

活動していれば骨芽細胞からメッセージ物質をたくさん出して全身を若く保つことができます

なので、ウォーキング階段の上り下り、ジャンプはとても効果的だということです。

膝の悪い方は、かかとの上げ下ろしだけでも効果はあります。

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長時間すわり続けていると、もはや若さを保つ必要がないと判断されてしまうので、少なくとも30分に1回は立って動くようにしましょう。

骨は若さを保つ判断をする「人体の若さの門番」です。

参考:NHKスペシャル「“骨”が出す!最高の若返り物質」

 

以前に別の番組で、宇宙飛行士は宇宙空間では地上の10倍以上のスピードで、

筋力低下、 骨密度低下、 免疫力低下、 循環機能低下、代謝の異常など、老化が進む

その原因がNASAでは「耳石」とされていましたが、

同時に宇宙空間では、やはり骨に伝わる衝撃がないことが大きな要因であろうと推察できますね。

 

若返りホルモンDHEAのはたらき

「DHEA」は、副腎でつくられるホルモンの一種で、女性ホルモンや男性ホルモンをつくる働きをするため「マザーホルモン」「若返りホルモン」ともよばれています。

DHEAが減少すると代謝が悪くなったり、免疫力や筋力の低下や記憶力が衰えるなどの現象がおきます。

また、骨密度に対してもDHEAが関係しているという報告もあります。

ストレスホルモン、「コルチゾール」が多く分泌され過ぎると、免疫力が低下したり、筋肉の合成を抑制するばかりか分解を促進したり、骨の形成を抑制し、骨粗鬆症のリスクが高くなるのです。

 

DHEAを増やす方法

1、有酸素運動やステップ運動

30分以上歩くと効果的です。

内臓脂肪などを蓄積させる主な原因となるのは「コルチゾール」というホルモンが過剰に働いているためです。

有酸素運動をすることで、「DHEA」が増加し、このコルチゾールの働きを弱めて脂肪を分解し、筋肉量を増やし老化を防ぎます。

下半身の筋肉を活用し、軽い負荷のかかる程度の運動が、「DHEA」を増加させるのに効果があるといわれています。

「DHEA」を増加させるのに効果を考えるならば、少し負荷を加えるような、坂のあるルートを選んだり、階段を利用する、途中で速歩きをプラスするなど。

また、1日5~10分程度の軽い筋力トレーニングも、「DHEA」の分泌をよくするとされています。階段の上り下りを1回10分を3回くらいがお薦めです。

2、ダイズイソフラボンを摂る

納豆や豆腐、青魚、山芋などを積極的に摂りましょう

3、リラックスを心がける

普段からストレスをためないように工夫しましょう。

瞑想することで、「コルチゾール」のはたらきが弱まり「DHEA」が増えることが立証されてます。

 

-まとめ-

骨の衝撃感知や臓器の若さを保つという二つの役割は人間の進化の過程で活動的な個体を生き残らせるために必要だったからです。

けれども現代では、活動的に動かなくても生きていけるようになっているため、老化を気にすることが多くなっています。

活動や運動を意識的にすることで、骨密度や筋肉量を増やすことができるので、少しづつ日々の生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

またお目にかかれることを、楽しみにしております。

🍀マナー&エステ サロンドクレモナ🍀

 

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