幹細胞と幹細胞培養液がどんなものなのかについては前回わかりやすくお話しました。
そのヒト由来幹細胞培養液は人間の脂肪から抽出されたものを使っているので、
腫瘍化の危険性を伴っている再生医療(iPS細胞)とごっちゃになり、
本当にだいじょうぶなのか、使うことを躊躇されている方もいるのではないでしょうか?
ここでは、みなさんが心配しているヒト幹細胞培養液がどのように採取され、
本当に安全なのか、またその効果についてお話したいと思います。
もくじ
ヒト由来幹細胞培養液の安全性
幹細胞そのものを配合していないので安全です。
再生医療の現場では、幹細胞そのものの移植が行われているため、現段階では腫瘍化の危険性は完全に払拭できてはいません。
しかし、このヒト幹細胞培養液は、幹細胞が培養される際に、幹細胞自身から分泌される分泌液の事であって幹細胞そのものではありません。
再生医療の分野で研究が続けられるヒト幹細胞関連の研究の中でも、もっとも安全で倫理的な問題もない成分が「ヒト由来幹細胞培養液」なのです。
幹細胞培養液に副作用はないの?
敏感肌やアトピー肌の方などは、化粧品を選ぶ際、一番気になるポイントですよね!
幹細胞培養液には、原料の違いによってヒト由来、植物由来、動物由来のものがあります。
●植物由来
リンゴやバラ、高麗人参など様々な種類の植物が原料として使用されています。
しかし、栽培方法や抽出方法なども異なることや、植物の組織とヒトの組織とでは命令系統が全く異なるため、植物由来の成分が人の細胞にどう作用するのか解らない部分も少なくありません。
そのため使う方の体質によって肌に合う・合わないということが起こり得ます。
●動物由来
動物由来の場合、もともと人間の肌にない成分を塗布するわけですから、拒絶反応が起こってしまう可能性がないとはいえません。
アレルギー体質の方は原材料をよくチェックする必要があります。
●ヒト由来の幹細胞培養液
原料がヒト由来なので、人間の肌に合わないということはなく、ヒト由来を使用することで、始めて人間の細胞にスイッチを入れることができ、細胞が活性化するので、拒絶反応や、体質的に合わない、ということはないに等しいでしょう。
出典:http://www.cosmobio.co.jp/
人間から採取した幹細胞だから、副作用や拒絶反応が起こりにくいというのは、納得いただけたでしょうか?
ではその人間から採取したヒト幹細胞培養液の検査方法を見ていきたいと思います。
幹細胞を採取したドナーは大丈夫?その製造工程や検査方法は?
この工程は当サロンでも導入している『ERトライシリーズ』の幹細胞培養液の原料メーカーであるアンチエイジング(株)の製造工程です。
まず、ドナーは20代~30代前半の健康体の女性から選定し、ウイルスや細菌に感染していないか、慢性疾患病などではないか、などの適合検査をします。
適合検査にパスすれば、クリーンルームでドナーの皮下脂肪を採取し、幹細胞だけを半年間冷凍保存します。
これはそのドナーに潜伏している病気が発症する可能性があるので、その潜伏期間リスクを回避するためです。
そして、半年後にドナーの再検査を行い、問題なければ培養を開始されます。
その後、さらに、培養してできた培養液の構成成分の検査とGLP検査を行います。
このGLP検査をクリアした安全な幹細胞を使って、GMP(製造、品質管理の国際基準)に基づいたクリーンルームで幹細胞培養液を製造します。
その後、製造ロットごとにウイルス検査、細菌検査などの最終検査を経て出荷に至るのです。
とてつもないチェック体制で、安全かつ安心であることがおわかりいただけると思います。
ヒト脂肪由来幹細胞培養液による細胞活性化のしくみと効果
細胞活性のしくみ
再生医療は細胞の活性化が鍵だという話をきいたことがありませんか?
細胞の表面には特定のカタチをしている鍵穴(レセプター)があって、それにピッタリと合うカギ(リガンドという物質)が結びつくことで肌の活性化が始まるのです!
そして、遺伝情報が呼び出されてさまざまなタンパク質をつくり出します。
そのカギこそが幹細胞培養液であり、幹細胞培養液はそのカギの束と言えます。
引用:http://adsc-cm.com/
ヒト脂肪由来幹細胞培養液の効果
ヒト脂肪由来幹細胞培養液には、組織を構成するコラーゲンやヒアルロン酸やサイトカインなど多種多様な500種類以上ものタンパク質等の成分が含まれています。
細胞が活発化することによって真皮では線維芽細胞を増殖・活発化し、活丈夫なタンパク質がつくり出されます。
さらに表皮では表皮幹細胞に表皮細胞を量産させて、正常なターンオーバーへと導き、肌を再建するのです。
培養液の中に含まれるさまざまな成分が作用しあって、細胞の壊れた箇所に別の細胞が移動して修復するといった効果も発見されています。
また、サイトカイン(細胞間情報伝達物質)の中には、さまざまな種類の成長因子が豊富に含まれており、自らが持っている自己修復力を上手く引き出してトラブルを改善するという、全く新しい発想の成分なのです。
具体的な効果
- シワ改善・防止効果
- 創傷治癒効果
- ホワイトニング効果
- 抗酸化作用
ヒト幹細胞培養液配合化粧品"Bsta"
肌本来の力を呼び戻すトレーニング発想の化粧品
私達のお肌は、お肌自体が「健やかに」なる力を本来持っています。
3つのヒト幹細胞培養液を配合し表皮と真皮にアプローチ
肌の一番上にある表皮細胞をつくり、ターンオーバーを司る「表皮幹細胞」や
真皮内にありハリや弾力のもとになるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸
をつくる「線維芽細胞」に丈夫なタンパク質を量産させて、
細胞を活性化させ、ターンオーバーを正常に戻すことで
肌老化を根本から解決する効果が大いに期待できます。
-おしまいに-
いかがでしたでしたか?
ヒト脂肪由来幹細胞培養液についてご理解いただけたでしょうか。
ヒト脂肪由来幹細胞培養液はこれまでの美容の限界を越えた、まさに細胞レベルで肌を活性させるといわれている成分です。
当店取り扱いの゛Bsta”シリーズはすべて幹細胞培養液を配合しています。
確実な効果が得られる次世代のアンチエイジング成分を、一度お試しになってみてはいかがでしょうか?