浴衣を美しく着るための補正の仕方 きれいなシルエットをつくるための方法

浴衣は着物のように何枚も重ねて着ないので、体形もそのまま出てしまいますね。

着物は基本的に寸胴にした方が美しいとされているので、細すぎる方はふっくらと、スタイルが良すぎて、いわゆる〝ボン・キュ・ボン”の方はウエストを補正した方がきれいなシルエットになります。

ちょっとした補正によって、着崩れしにくくもなり、着姿が美しくなるので、体形別にご紹介していきます。

浴衣の補正


引用:https://www.yukatayasan.com/

 

浴衣は、着物と同じように、平面的で直線的なものですので、女性らしい丸みや、ふくよかさを表現するために補正をします。

直線的にすることで、帯も安定して着崩れを防いでくれます。

浴衣の素材は綿なので、補正をしないで着ると、体になじまず、シワやふくらみが出来てしまい見た目にも美しくありません。

補正に使うタオルなどは夏の暑い時には汗を吸収してくれる役目も果たしてくれます。

 

体形別補正の仕方

ウエスト、ヒップの補正

浴衣を着る時に一番重要なのはウエストの補正です。

よく若い方でウエストを補正せずに着て、ヒップにギャザーが入っている方を見かけますが、

ウエストが細いままだと、腰紐を締めても正しい位置に結べず、ウエストの細い部分に紐が動いてしまい、胸がはだけたり、着崩れしやすくなります。

簡単にいうとウエストとヒップ上のくぼみをなくし、円筒形にします。

ウエストのくびれと、背中からヒップにかけて補正タオルを巻き、腰紐で結びます。

タオルが扱いづらく面倒な方はこのようなパッドも売っています。

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いかり肩や胸の厚みの補正

着物は肩のラインがなで肩のようなラインの方が衿あわせも美しくなります。

いかり肩タイプの方は首の付け根に厚みを持たせ、肩先に向かってゆるやかに補正しましょう。

また、バストが小さい方や、厚みのない方はえりに沿って厚みを出すことで、より女らしい豊かなイメージになります。

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引用:https://www.yukatamusubi.com/

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 バストの補正

浴衣を着たとき豊かなバストは、

襟元が崩れやすく、着崩れを防ぐ為にもバストを少しでも平らに押さえた方がきれいです。

できれば、さらしを巻いて整えると、とても自然できれいなシルエットになります。

和装用のブラがあればベストですね。

普通のブラよりもすっきりと美しいシルエットになります。

着物の場合はバストが強調されると、

洋装と違って女っぽいというよりもおばさんっぽい雰囲気になってしまうので、

無理のない程度に押さえるようにしましょう。

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お腹の出っ張りの補正

浴衣を着るとおはしょりがちょうどお腹の部分に重なるので、お腹が出ている人は余計に出っ張ってしまいます。

できるだけ目立たなくするためには、バストの下のくぼみを補正して、お腹の出っ張りと平行になるようにした方が着姿が美しくなります。

妊婦さんがさらしでおなかを支えるように、下腹からお肉をさらしで移動させるようなイメージで巻いていくと無理なく自然なラインになります。

 

ヒップが大きい方の補正

ウエストとヒップとの段差が大きい方は、その差を埋めるようにします。

この差を埋めないと、ヒップだけがポッコリと余計に目立って、帯の下がぶよぶよしたり、着崩れすると、裾がはだけてきたりしやすいです。

このヒップの上の腰回りからウエストにかけてタオルをあてて、寸胴になるように調整しましょう。

痩せていて腰骨が張っている方の場合も、丸みを帯びるように前後にタオルを重ねて補正します。

正しく補正して浴衣を着ると、裾すぼまりの美しい着姿になりますよ♪

 

-おしまいに-

いかがでしたか?

着物や浴衣は、直線の方が美しいシルエットになります。

特にウエストは、どんな体形の方でも補正することによって、帯がとても安定します。

夏はタオルを巻くことで若干暑いと思いますが、汗を吸ってくれるので、べたつかずかえって快適とも考えられます。

正しく補正することで、着姿が女性らしい柔らかなラインになるので、ひと手間かけて浴衣をきれいに着てみて下さいね♪

 

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