頭皮のにおいの原因はなに?その改善方法は?
毎日シャンプーしたり、しっかりケアしているのに、頭皮の臭いが気になる事ってありませんか?
特にエレベーターなどの狭い空間では、臭いが気になるものです。
何らかの原因で臭いがきつくなっていても、意外に本人は気づいていない場合もあります。
自分が気づいたときには、他人はもっとかんじているので、そのような変化には敏感に対応しましょう。
もくじ
頭皮のにおいの原因
皮脂の分泌
頭皮には皮脂分泌の盛んなTゾーンの2倍にあたる皮脂腺が存在します。
頭皮の臭いは皮脂そのものでなく、皮脂に含まれる脂肪酸が時間の経過とともに酸化したり、ほこりや雑菌の繁殖などの影響で臭うのです。
きちんと排出できなかった古い角質などが、酸素に触れて酸化すると、それをエサにして皮膚常在菌(皮膚を清潔に保つために常に存在している菌)が異常に繁殖して臭気成分がつくられるのです。
これが嫌なにおいの原因です。
頭皮のにおいを悪化させてしまう食習慣と汗
頭皮の臭いを引き起こす原因には、脂の多いものやジャンクフードなどの摂りすぎが原因の場合があります。
肉食などの動物性たんぱく質や脂肪の摂りすぎは、悪臭の元になります。
また、暴飲暴食をしていると、消化器系の活動に摂取したエネルギーのほとんどが使われてしまうので、頭皮の血行が悪くなるばかりではなく、頭皮の臭いを引き起こします。
この様な食習慣から汗もドロドロとしたものになり、汗そのものが臭う場合もあります。
ストレス
ストレスも原因の一つです。
私たちの身体の中には、活性酸素が存在しています。
不規則な生活習慣や栄養バランスの偏った食生活、ストレスなどの影響を受けると
内臓の機能が低下して血液のアンモニア濃度が上がるなど、活性酸素が増え過ぎてしまいます。
そうすると、身体の中の細胞が酸化され、美容と健康に悪影響を及ぼすとともに、
臭気成分が発生し、頭皮の臭いにつながってしまうのです。
ホルモンバランスの乱れ
ストレスや飲酒、月経などの影響で女性ホルモンのバランスが崩れると、男性ホルモンの分泌が盛んになります。
男性ホルモンには皮脂分泌を促す働きがあり、これによって頭皮に皮脂が増えてしまうことから、頭皮に臭いが発生しやすくなります。
加齢による水分量と抗酸化物質の減少
30代以降からだんだんと水分量だけが減少していくことから、皮脂分泌が盛んになります。
すると、頭皮でも皮脂の分泌が盛んになり菌が繁殖しやすくなります。
また、40歳過ぎると、体内の抗酸化物質の働きが弱ってきます。
これにより、皮脂の酸化が促進し、動物性蛋白質が腐ったような臭いが発生します。
シャンプーのしすぎによる乾燥
臭いを気にして、1日に何回もシャンプーしたり、洗浄力の強いシャンプーを使うと、かえって頭皮の臭いを悪化させてしまいます。
1日に数回のシャンプーや洗浄力の強いシャンプーを使うと、頭皮が乾燥しやすくなるからです。
頭皮が乾燥すると、からだが乾燥から頭皮を守ろうとして皮脂を過剰に分泌させ、
その皮脂に菌が繁殖するという、逆効果になってしまいます。
間違ったヘアドライ
面倒だからとか、髪が痛むから、などの理由でドライヤーを使用せず、タオルドライや自然乾燥にしていると、頭皮の水分が残った状態になり頭皮には蒸れが起こり、菌が繁殖しやすい状態となります。
さらに、蒸れた後の頭皮はひどく乾燥してしまい、身体が乾燥から頭皮を守ろうとして皮脂を過剰に分泌させ、その皮脂に菌が繁殖して、臭いへとつながります。
頭皮のにおいを取り除くための対策
1、皮脂を取り除く
シャンプーは油で出来ていて、使いすぎると頭皮に残ります。
その残った油が酸化して雑菌がエサにして繁殖するので、皮脂を取り除くために、市販のクレンジング用のオイルを使用したり、美容院や専用サロンなどで施術してもらうこともできます。まずは頭皮環境の正常化を図ることが早道です。
クレンジングオイルは、メイク落としだけではなく、頭皮にも「脂は油で落とす」特性を活かして、頭皮の毛穴の皮脂汚れをを浮かしてくれるので、おすすめです。
シャンプーの直前にするようにして下さい。
2、シャンプーの種類を見直す
基本的には中性・弱酸性成分のシャンプーが頭皮には最適です。
髪にやさしく、泡切れのよいものを選びましょう。
アルカリ性シャンプーは髪の油分を奪うので鉱物油を混ぜて、髪が柔らかくなるように調合されている事が多いです。
また、皮脂を根こそぎ取り除いて、油分のないキシキシした髪になります。
そうすると、からだは皮脂がなくなりすぎて足りないと思い、より多くの皮脂を生み出すので、逆効果なのです。
なかなか洗い流せないシャンプーは危険です。シャンプーを選ぶ際は「弱酸性」と記述があるものを検討しましょう。
●アミノ酸シャンプーは、髪や頭皮やさしいのが特徴で、人気№1です。
成分表示に「グリシン・メチルアラニン・グルタミン酸・メチルタウリン・サルコシン」という名称で表示されています。
洗浄力がやさしく、汚れと余分な皮脂は洗い流しますが、皮脂をおとしすぎないので、潤いも残してくれます。
肌=頭皮と同じ弱酸性なので、保湿性が高く、頭皮がつっぱりません。
刺激が少ないので、敏感肌、アトピーや抜け毛に悩む方にも効果的です。
●高級アルコール系シャンプーには
「ラウリル硫雌ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」がほとんど入っています。
皮脂に対する洗浄力が強く、 皮脂の落とし過ぎの傾向があります。
●石鹸シャンプーは、脂肪雌ナトリウムなどから作られる合成界面活性剤が入っているシャンプー。
3、シャンプーの仕方を見直して頭皮を清潔に保つ
シャンプーは頭皮を洗うものです。頭皮はお顔の皮膚の延長で、洗顔と同じだと考えてください。
- まずは、クッション性のあるブラシで、ブラッシングして、髪についたホコリやゴミを落とし髪のもつれをとかします。その時に側頭部は耳の上から頭頂にかけて、下から上にむかってブラッシングして下さい。
- 熱すぎないお湯、40℃くらいのお湯で少し時間をかけて、しかっり汚れを流します。
- シャンプーは泡立ててから、頭皮にだけにつけて、爪をたてないように、指の腹でマッサージするように洗います。強く洗いすぎると頭皮を傷つけてしまうのでやさしく洗って下さい。
- 1番のポイントはすすぎに充分な時間をかけて、しっかり洗い流すことです。襟足など残りやすいので気を付けてください。
- トリートメントを髪の毛先だけにつけて、洗い流します。トリートメントは頭皮につけても意味がありません。もしついてしまったら、しっかり洗い流してください。
頭皮の臭いを気にして、一日に何度も洗髪されるのは乾燥してフケが出やすくなったり、皮脂が過剰に出て脂っぽくなり、これが気持ち悪くて、また洗いすぎるという危険な悪循環が、臭いの原因となります。
丁寧に、一日一度の洗髪、シャンプーで十分です。
食生活の改善
肉類などの油っこい食べ物やジャンクフードばかりに偏らないで、しっかりバランスよく食べるようにすると頭皮や体調にもいい影響が現れてきます。
-まとめ-
においの主な原因は皮脂分泌ですが、それぞれの生活習慣によってすぐに改善できることはいろいろあるので、見直してみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
またお目にかかれることを、楽しみにしております。
?マナー&エステ サロンドクレモナ?
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