紫蘇が花粉症に効果があるわけ
紫蘇って勝手に飛んできて増えて、お庭のある人にとても迷惑なものかもわかりませんね。
お刺身の下に添えてあったり、薬味であったり、お料理でもメインにはなれない、名わき役の紫蘇ですが、
実はその紫蘇のパワーってすごいんです!
もくじ
紫蘇の歴史
中国では古くから薬草として利用されていたと考えられています。
中国の故事で、シソは漢字で「紫蘇」とかきますよね。
そこで、名前の由来のお話です。
中国、曹操の時代に伝説的名医が1人の少年を助けたことに由来しています。
その少年が蟹をむさぼり食べて、ひどい食中毒になり肌の色は紫色になり、死に直面しました。
その時その名医が紫色の薬草を煎じて飲ませたところ、命が蘇ったそうです。
紫色をした蘇る薬草ということで「紫蘇」と呼ばれるようになったと伝えられています。
また、日本最古のハーブの一つであるとも言われています。
日本にもかなり古い時代に渡来し自生していたようで、現代でもしその葉は「蘇葉(そよう)」として漢方薬に配合されたり、「α‐リノレン酸を含む油」として注目されています。
花粉症で鼻水や鼻づまりがおこるメカニズム
花粉症などのアレルギー諸症状を引き起こす要因は、脂肪細胞から分泌されるヒスタミンなどの化学物質が過剰に反応し、体外へ侵入者を追い払おうとする結果引き起こる症状です。
このヒスタミンなどの働きによる、くしゃみや鼻水によって、花粉を外に追い出そうとします。また鼻づまりを起こすという反応によって、花粉が鼻の中に入らないよう撃退しているのです。
紫蘇が花粉症の予防、改善に効果があるわけ
1、αリノレン酸
しそには「αリノレン酸」という成分が含まれていて、この成分は体内で「イコサペンタエン酸」に変化します。
このイコサペンタエン酸がアレルギー症状を緩和する働きがあります。
2、植物由来のポリフェノール
「ポリフェノール」の中でも紫蘇の主成分である「ロズマリン酸」が過剰に反応した免疫を正常にし、副作用を持たないアレルギー諸症状を軽減してくれるのです。
「ロズマリン酸」は、ステロイド剤に変わるアレルギー軽減物質として注目されている成分で、「天然のステロイド剤」と言われています。
また、ロズマリン酸には炭水化物がブドウ糖に変化するのを防ぐ働きもあり、炭水化物が体内で吸収されにくくなるので、ダイエットにも効果が期待できます
ポリフェノールってどんなもの?
ポリフェノールは、植物が光合成を行う際に作られる物質で、植物がもつ苦味や渋味、色素の成分です。
ブドウがもつ紫色など皮や種などに含まれる色素成分や、お茶などに含まれる独特の苦味や渋味、アクなどの成分を総称してポリフェノールと呼びます。
).push({ポリフェノールは、虫などによる攻撃や、光合成や紫外線によって発生する活性酸素を無毒化する働きをもち、植物が自らを守るための生体防御物質としての役割も担っています。
動物より植物の方が長寿といわれているのも、ポリフェノールの抗酸化作用による影響が高いためと考えられています。
ポリフェノールが健康によいといわれる理由
ポリフェノールが健康によいとされているのも、活性酵素を無毒化する「抗酸化作用」が大きく関係しています。
引用:http://www.skincare-univ.com/article/014326/
3、フラボノイド
紫蘇にはアレルギー誘発物質に関わる酵素を阻害し、アレルギー症状を抑制する「ルテオリン」が含まれています。
フラボノイドの中で一番強い抗アレルギー、抗炎症作用を持つといわれています。
ルテオリンは、フラボノイドの中では最も強い抗アレルギー・抗炎症作用を持つといわれ、花粉症やアトピーといったアレルギー症状を押さえる効果を発揮します。
これは、ロイコトリエン注1という炎症を引き起こす物質を作り出す際に必要な酵素をルテオリンが阻害するものと考えられています。
ルテオリンは、抗ガン作用、さらに肝臓での解毒作用を促進させることでシミやソバカスへの効果も期待されている、ポリフェノールのフラボン類に分類される黄色の物資です。
ルテオリンを含む食品には、エゴマ、シソ、春菊、ピーマン、ミント、ローズマリー、セロリ、リンゴ、カモミールなどがあります。
エゴマとシソの実:エゴマとシソの実に含まれるルテオリンには、ロイコトリエンの生成を触媒している「アラキドン酸リポキシゲナーゼ」の働きを阻害する作用があります。
また、ルテオリンは多くの食品中では消化・吸収しにくい「配糖体」といわれる形で存在していますが、エゴマとシソの実は「アグリコン注2」といわれる、糖と結合していない状態のルテオリンを含むため、吸収が良く効果が失われない食品です。
引用:http://hontonano.jp/nutrition/409_luteolin.html
-あとがき-
シソは雑草のように強く、エネルギーの高い植物でしたね!
私も花粉症予備軍で、くしゃみや鼻水は出ませんが、目がかゆくなるときがあるので、毎日スムージーの中に入れて飲むようにしています。
夏にはしそジュースもいいですね!
人によって取り入れやすい方法が違うと思いますが、できるだけ天然のもので、前もって予防できる方法を試してみてはいかがでしょうか!?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
またお目にかかれることを、楽しみにしております。
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この記事を書いた人
フェイシャルエステサロン クレモナオーナー・スキンセラピスト西山 朱美
保有資格
- CIBTAC(シブタック)認定 スキントリートメント
- CIBTAC(シブタック)認定 ボディマッサージ
- CIBTAC(シブタック)認定 解剖生理学
- AJESTHE(アジェスタ)認定
- マナー講師
- エステの国際ライセンスとは
- 安全基準の厳しいヨーロッパではエステ・フェイシャルエステの施術を行うために、肌を中心とした人体・化学のことなど幅広い知識・技術を修得し、資格を取ることが義務付けられている国が多くあります。
CIBTAC(シブタック)は主要な国際ライセンスで、資格修得者は安心・安全・高品質なサービスを提供できるエステティシャンと認められています。 - CIBTAC(シブタック)
- CIBTACは、イギリスで設立された国際的な試験委員会です。
ビューティーセラピーやスパセラピー、補完療法など幅広いスキルを納めたセラピストが認定されます。 - AJESTHE(アジェスタ)
- 一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE)が認定しているエステティシャンの資格です。
エステティシャンの技能向上や安全・安心なエステの指導を行う日本の団体です。
メッセージ
エステサロン「クレモナ」は、「いつまでも弾力のある若々しい肌でいたい!」と願う女性を力強く応援しています。
表面に表れるトラブルを改善するだけではなく、女性が本来持っている美しくなろうとする再生力、
自活力を利用して内側からにじみ出る美容と健康へとアプローチします。
経験豊富なオーナーによる熟練のフェイシャルトリートメントやマッサージと、革新的な最新の美容技術が融合し、
「効果が実感できるエステ」という口コミが川西周辺で広がっています。
完全予約制のプライベートサロンならではの、心からリラックスできる空間がここにあります。
ぜひ一度、お越しいただけましたら幸いです。
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