コラーゲンの役割は何?どうやって摂ればいいの?
コラーゲンは、人間や動物の体を構成する主なタンパク質の一つです。
年齢と共にコラーゲンは低下の一途をたどります。
若さを保ち、美と健康を維持するためのコラーゲンの種類や役割と、有効に摂取するにはどうすればいいのか、お届けします。
もくじ
コラーゲンとは
コラーゲンは、身体の弾力やしなやかさを生み出すタンパク質のひとつ。細胞と細胞を結ぶ役割があり、また、肌だけでなく骨や血管、関節などにも含まれています。
私たちの体は、約60兆戸の細胞でできています。
これらの細胞は髪の毛、骨、血管、など、どこをとっても細胞同士がつながってできていて、「コラーゲン」が細胞同士をくっつけてくれているのです。
このコラーゲンは、特に皮膚に集中していて、全体の約40%にも及びます。
肌におけるコラーゲンの役割
肌の構造
引用:http://ch0at0mmy.blog.fc2.com/
まず、私たちの皮膚の構造は、大きく分けて、表皮と真皮にわかれています。
表皮は一番外側にある「角質層」と、新しい皮膚の細胞を作る「基底層」からなります。
その基底層を支える役割を果たしているのが、その下に存在する「真皮」です。
線維や毛細血管、リンパ管などがつまっており、これらが表皮層をささえて酸素や栄養素を送り込んだり、老廃物を運び去っています。
真皮層には網目のようにコラーゲンが張り巡らされ、バネやベッドのスプリングのような役割を果たしています。
この真皮部分の70%を占めているのが「コラーゲン」で、「線維芽細胞」という細胞から分泌されこの層が水分を保つことで皮膚にハリと弾力を与えています。
同じように、真皮層で水を抱えこむ役割に「ヒアルロン酸」があります。
「ヒアルロン酸」は自分の重さの数千倍の水分を貯えるもので、コラーゲンは自らの隙間にこのヒアルロン酸を集めることにより、肌の乾燥を防ぎ、うるおいをキープするのを助けているのです。
このように真皮に必要不可欠なコラーゲンは、古くなったものを分解処理も行い、新しいものに作り替えることで、肌の健康を保ち、表皮の新陳代謝もスムーズに行われ、美しい肌が維持されるのです。
コラーゲンの変性
老化と共に、皮膚は薄くなっていきます。
真皮層の厚さを測定すると20代をピークとして、その後は残念ながら、年齢とともに薄くなる傾向にあります。
そして同時にコラーゲンの量も減少していくのです。
肌の弾力を保つ源となっている「コラーゲン」が次第に線のように細くなり、コラーゲンやヒアルロン酸が減少し、皮膚の弾力が失われ、真皮全体の保水量が激減するのです。
真皮の水分量低下は、すぐに表皮へと影響しシワの発生に大きくかかわるだけでなく、皮膚の乾燥にも関わっているのです。
では、このようなコラーゲンをどのように摂取すればいいのでしょうか?
コラーゲンの有効的な摂取の仕方
残念ながら、一般的な化粧品でコラーゲン成分を肌の角質層や真皮層に浸透することはありません。
しかし、コラーゲンには肌に高分子の膜を張って水分を保つ働きがあるため、肌表面のうるおいをキープする効果はありますし、エレクトロポレーションなどの器械を使って導入することは可能です。
コラーゲンを食べ物から摂取
コラーゲンは、アミノ酸からできたタンパク質から生まれます。そのため、普段からの食事で、質のよいタンパク質を摂取することが不可欠です。
コラーゲンといえばフカヒレを思い浮かべると思いますが、肉や内臓などの動物性タンパク質にも多く含まれています。
- フカヒレ
- 鳥の手羽先
- 軟骨
- 牛スジ
- さけ
- うなぎ
- モツ
しかし、良質のタンパク質をとっても、コラーゲンになっていくのはそのうちの一部だけなのです。
より高い効果を得るためには、コラーゲンの合成をサポートする「ビタミンC」を一緒に摂るのがおすすめです。
コラーゲンとビタミンC
「コラーゲン」とビタミンCはセットで摂らなければ意味が無いのです。
ビタミンCは生体内における各種の物質代謝に関与していますが、最も重要な作用は「コラーゲン」の生成と保持なのです。
ビタミンCが不足すると「コラーゲン」の生成と保持ができず、身体中の血管がボロボロになります。ビタミンCがなければ血管を構成している「コラーゲン」の合成できないからです。
「コラーゲン」の生成に、ビタミンCは必要不可欠なのです。
コラーゲンとケイ素
組織と組織をコラーゲンがつなぎ、コラーゲンの束の結束を強くするのが「ケイ素」です。
接着剤のようにお肌のすきまをうめてくれる「ケイ素」は、ふっくらと保水性のある、うるつや美肌へと導いてくれる働きがあるのです。
また、お肌だけでなく髪、爪、歯、など全身のあらゆるパーツで大活躍をしています。
美肌・美容効果が期待できる「ケイ素」もコラーゲンの生成に必要不可欠なものなのです。
このように、美容にとって必要不可欠なケイ素ですが、現代人は不足していると言われています。
ケイ素は、残念ながら体内生成できないので、食事から摂取する必要があります。
ケイ素の摂取方法
「ケイ素」を人間が摂取するには、土壌や海からケイ素を吸収した根菜類や海藻類から摂る必要がありますが、ほとんどが植物繊維に含まれている為、微量しか摂取できません。
【雑穀類】
(大麦・キビ・玄米)
【海草類】
(のり・わかめ・昆布)
【ミネラルウォーター】
因みに、ケイ素には次のような効能が認められています。
ケイ素の効能
- 皮膚の細胞を活性化しお肌をきれいにする
- 毛髪や爪の発育
- 骨や歯のカルシウムを補い丈夫にする
- 筋肉を丈夫にする
- 骨を丈夫にし関節をさびつかせない
- 血管を強くし血液をサラサラにしてくれる
「ケイ素」はすべての細胞を活性化させ、いつまでも若々しく健康な働きを後押ししてくれます。
「コラーゲン」とともに美肌に必要としているミネラルです。
メニュー紹介
川西のフェイシャルエステ クレモナは、国際ライセンス取得のエステティシャンによる肌の自活力を高めるエイジングケアと広いラグジュアリーな完全個室のプライベートサロンです。川西能勢口駅徒歩3分。
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この記事を書いた人
フェイシャルエステサロン クレモナオーナー・スキンセラピスト西山 朱美
保有資格
- CIBTAC(シブタック)認定 スキントリートメント
- CIBTAC(シブタック)認定 ボディマッサージ
- CIBTAC(シブタック)認定 解剖生理学
- AJESTHE(アジェスタ)認定
- マナー講師
- エステの国際ライセンスとは
- 安全基準の厳しいヨーロッパではエステ・フェイシャルエステの施術を行うために、肌を中心とした人体・化学のことなど幅広い知識・技術を修得し、資格を取ることが義務付けられている国が多くあります。
CIBTAC(シブタック)は主要な国際ライセンスで、資格修得者は安心・安全・高品質なサービスを提供できるエステティシャンと認められています。 - CIBTAC(シブタック)
- CIBTACは、イギリスで設立された国際的な試験委員会です。
ビューティーセラピーやスパセラピー、補完療法など幅広いスキルを納めたセラピストが認定されます。 - AJESTHE(アジェスタ)
- 一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE)が認定しているエステティシャンの資格です。
エステティシャンの技能向上や安全・安心なエステの指導を行う日本の団体です。
メッセージ
エステサロン「クレモナ」は、「いつまでも弾力のある若々しい肌でいたい!」と願う女性を力強く応援しています。
表面に表れるトラブルを改善するだけではなく、女性が本来持っている美しくなろうとする再生力、
自活力を利用して内側からにじみ出る美容と健康へとアプローチします。
経験豊富なオーナーによる熟練のフェイシャルトリートメントやマッサージと、革新的な最新の美容技術が融合し、
「効果が実感できるエステ」という口コミが川西周辺で広がっています。
完全予約制のプライベートサロンならではの、心からリラックスできる空間がここにあります。
ぜひ一度、お越しいただけましたら幸いです。
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