2025年問題とはなに?定年80歳時代をどう生きる?
2020年の東京オリンピックが終わったあと、その5年後の2025年に日本がどのように変化しているのでしょうか。
先日、脳科学の師匠先生が授業の中で「人生100年、定年80歳時代」であることを提議されて、教えて頂きました。
健康、長寿で働けることは喜ばしいこと。
けれども裏を返せば、80歳まで年金はあげませんよ!という都合のいいメッセージであることをよく考えましょう。
まず日本の人口が、2004年をピークに減り始めました。
そりゃそうですよね、戦後は兄弟が5人以上でも普通だったのが、私たちの時代には平均3人になり、今や2人か1人平均なので、人口が減って当たり前です。
一般的に超高齢社会とは、総人口に占める65歳以上の人の割合(高齢化
率)が21%を超えた社会のことを言いますが、日本は2007年にすでに超
えており現在では更に高齢化が進んでいます。
日本全体の人口を見ると減っていますが、75歳以上の高齢者は増えているのが実情です。
2025年問題
これから10年間で、日本の人口は700万人減ります。
そして、2025年には、戦後のベビーブームに生まれた団塊の世代の人たち、およそ650万人が全員75歳を超えます。
2025年の人口推移の割合は
75歳以上 18%
65歳~74歳 12%
20歳~64歳 54%
19歳未満 19%
それによって、75歳以上だけでおよそ2,200万人、
国民の5人に1人が75歳以上、
そして3人に1人が65歳以上という、チョー超高齢社会に突入するわけです。
厚生労働省の調べでは、2040年がピークとされ、65歳以上の高齢者が39%、約4割になるであろうと予測されています。
2020年東京オリンピック後どうなるの?
2020年には東京で開催されるオリンピックで経済が活性化される、ということより、オリンピック終了後は、一転して先の見えない下降を迎えるのではないかという事実を直視しなければいけないようです。
空き家問題も急浮上しそうです。
2017年で13.5%なのが、オリンピック後の2023年には21%になるであろうと予測されています。
今の段階で家を買うなんてなナンセンスであることは当たり前ですよね!
オリンピック後に安くなるのは明白です。
2025年、超、超高齢社会になるとどうなるの?
75歳以上が増えるとどうなるのか?
健康であればいいのですが、ちょうど75歳ぐらいを境に認知症が増加するので、介護を必要とする高齢者の増加。また、高齢者同士の世帯の増加と老々介護の問題。
その介護医療従事者の人手不足。
そして、社会保障費が急増します。
厚労省によると、年金なども含めた国の社会保障にかかる費用は、2011年度は、およそ108兆円だったのに対し、2025年度は、151兆円。
およそ1.5倍に膨れ上がると予測されています。
高齢者(65歳以上)1人に対して生産年齢人口(15~64歳)が何人で負担するか?という問題も深刻です。
「胴上げ型/1965年」高齢者1人に対し生産年齢人口9.1人。
「騎馬戦型/2012年」高齢者1人に対し生産年齢人口2.4人。
「肩車型/2050年」高齢者1人に対し生産年齢人口1.0人。
そしてそれを支えてくれる若者世代の仕事がどんどんロボットに支配され、狭まっているであろうと思われます。
仕事はAIにとって代わられる
野村総研は12月2日、10~20年後に国内労働人口の49%に当たる職業について、人工知能やロボットで代替される可能性が高いという推計を発表した。
代替可能性が高い職業100=NRIのニュースリリースより
独立行政法人・労働政策研究・研修機構の「職務構造に関する研究」が分類した601種類の職業について定量分析データを使って分析した結果をまとめた。
引用:http://www.itmedia.co.jp/news/
これまで当たり前のようにしていた仕事が、人工知能に取って代わられる時代はもうすぐそこまで来ています。
アメリカでは10年~20年後には約47%がコンピューターで自動化されるリスクが高いというデータが出ていて、
『Google Car』に代表されるような無人で走る自動運転車は、これから世界中に行き渡りますし、アマゾンでは、荷物をドローン配送する『Prime Air』で宅配便は空から届きます。
そうなれば、タクシーやトラックの運転手は全く用がなくなります。
私たちがOL時代にしていた一般事務事務や営業事務、銀行員、受付などもなくなり、最終的に生き残るのは、クリエイティブな仕事や人とのふれあいや交渉が必要な職業は残っていくということのようです。
2025年には人口の30%、3600万人が高齢者になり、老々介護の時代に何が必要とされるのか、、、
-まとめ-
今後はAIに人間が使われるような時代になって来そうですが、
時代の流れをしっかり見つめて、危機感をもって柔軟に対応していくことが必要ですね。
超高齢者社会の中で何が必要とされるのか?を考えてみましょう。
一番問題視されることは「健康」や「認知」、また、高齢者が愉しむためのコミュニティなど、「ふれあい」がテーマではないでしょうか、と、うちの師匠先生は申されておりました。
何より、10年先の自分の生き方について、自分なりに考えることが大切ですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
またお目にかかれることを、楽しみにしております。
?マナー&エステ サロンドクレモナ?
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