和食マナーあわてない大人女子②会席編

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今日はとても便利で持っているだけで品格が上がる「懐紙」の

使い方とコース料理についてお話します。

懐紙の使い方

「懐紙」とは茶道の席などで和菓子をいただくときに、器代わりに使う

和紙を二つ折りにしたもので、読んで字のごとく懐にいれておき、一筆書きや

心付けを渡す際に包んだり、和食の際には必需品として持たれると女性のたし

なみとして好印象を与えます。

パーティの際の小さなバッグにも懐紙ひとつ入れておけば色々なものに対応で

きますので安心です。

 

1、和食の際の懐紙の使い方

●着席したら懐紙の折敷の下や膝の上に置いておきます。

●料理を口に運ぶ時の受け皿にする。二つ折りのまま輪を手前にして使います。

●口元や指先、箸の汚れを拭く

●焼き魚の骨をはずす時骨を押さえる

●残った骨の上に懐紙を添えてそのまま下げてもらうと美しい

●小骨や果物の種を口から出す時に口元を隠しながら出したものを包みます

●取り皿のかわりに使う

●使った懐紙は小さく折りたたんで必ず持ち帰ります。

 

2、その他の懐紙の使い方

●メモ代わりにさっと懐紙を差し出せばとてもエレガントです。

●ポチ袋の代わり包みます。

●ハンカチやテッシュ代わりに

●化粧直しにも便利です。

●自宅でケーキや和菓子の敷き紙に

 

懐紙は今とてもデザインが豊富で季節感や用途によって選ぶだけでも楽しめます。

普段からバッグにいれておくと、いざという時色んなものに使えますし見た目に

上品な印象を与えるので是非大人女子の必須アイテムとして取り入れてください。

 

基本的な料理の流れ

和食では全員にお料理が行き渡ったところで、上座の目上の人が

箸をつけます。自分の分が来たからとすぐに食べ始めないように

しましょう。

 

先付け

料理の最初に出されるお通しのことです。お酒の肴、前菜のイメージです。

 

吸い物

前菜やお酒を食べた後にお口の中をリセットするためのものです。

左手を添えて右手でふたをつまみ、手前にずらすようにしてふたを開きます。

開けたふたは、器の右側に置きます。

お箸は吸い物を両手で持ってから、お箸の持ち方三手(右手でお箸をとり、左手の

人差し指と中指の間でお箸の先を支え、右手をお箸の下へ滑らせて持ちます。)で

お箸を後から持ちます。

食べ終わったらお椀のふたは元に戻します。この時裏返したりふたをずらすのは

やめましょう。

また、貝類はお椀の中で身をとって食べます。貝殻はお椀のふたにのせるのはNG

です。お椀の中にそのままにしておきます。

 

向付け(むこうづけ)

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お刺身のことが多いです。食べる順番は基本的に左から頂けば大丈夫です。

ワサビは猪口にとかず、片面にワサビ、もう片面に醤油をつけるように

しましょう。

しょうゆの猪口は左手に持って食べるようにします。

 

焼き物

魚料理は左側からひとつまみずつ食べていきます。表面を食べ終えたら裏面へ

この時箸で骨をはずします。どうしてもやりづらい時は懐紙を使って手を使用

してもかまいません。ひっくり返すのはマナー違反です。

食べ終わったら骨や皮は一か所にまとめておきます。そのうえに懐紙をかけて

おくと見た目もきれいです。

 

煮物(炊き合わせ)

季節の野菜や魚介類を煮たものです。盛り付けをくずさないようにします。

温かいうちにいただきましょう。里芋などにお箸を突き刺したり、かじったものを

器に戻すのはNGです。

またお汁のあるものはいただいてもかまいません。

台物

揚げ物のことです。盛り付けの手前、左側から食べていきます。盛り付けを

くずさないように気をつけましょう。手前の小さなものから大きなものへ味が

濃くなっています。レモンが添えられている場合は直接かけるのではなく子皿に

絞りましょう。

塩は手でかけてかまいません。

 

蒸し物

茶碗蒸しなどふたについた水滴が垂れないように両手で少し開け、一旦少し

止めます。そのうえでゆっくりとふたをはずして、器の右側に置きます。

食べ終わったらふたは元の状態に戻します。

 

酢の物

酢の物はこれまで酸性の料理が続いたので、それを中和させるお口直しの意味が

あります。

器は基本的に手に持っていただきます。この時も先に器を持ってからお箸を持つ

ようにしましょう。

 

御飯・香の物

御飯のふたは左手で開けて左に、止め椀は右手で開けて右に置きます。

一口残すとお替り、全部平らげるとおちゃを下さいの意味になります。

お酒は止め椀までに飲み終わりましょう。

 

水物

食事のあとの季節の果物です。ブドウなど種があるものは口元を懐紙でかくし

ながら取り出します。みかんは皮をきれいに折りたたむ。メロンやスイカの皮は

横向きに倒します。食べ終わった後もきれいにみえるようにしましょう。

 

会席料理は美しい盛り付けもお料理の一部です。目で愉しむために器にも季節

を表し、蓋を開けたときの香りも愛で五感で味わいながらいただきましょう。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

またお目にかかれることを、楽しみにしております。

🍀マナー&エステ サロンドクレモナ🍀

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