感じのよい話し方

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今日は感じのよい話し方についてお話します。

本人ははっきり意識していなくても、言い方の違いで相手への

伝わり方が大きく違ってしまうことってありますよね。

こちらがやさしく温かい言葉を使えば、温かい言葉が返って

きますし、冷たい言葉を使えばそのまま返ってきます。

心からのの言葉は「愛語」というそうです。

相手の立場や相手の気持ちになって考え、発した言葉のことです。

また、言葉に宿る力を「言霊」といいますが、古来から言葉には

不思議な力が宿っていて、発した言葉どおりの結果を現す力

があるとされていました。

 

 

日本語を美しく使うには敬語を正しく使うことも必要です。

 

敬語について

最近気になってしょうがないのは「~でよろしかったでしょうか」

あまりにもよく耳にするので、今時は正しくなくてもフツーに

なってしまった感がありますが、例えばポイントカードを出して

いなくて「~カードはよろしかったでしょうか」

平たくいえば「カードの提示はよいですか?」という意味合いを

言っているわけで、「よい」に敬語を使っていて、過去形にする

必要は全くありません。正しく言うと、

「カードの提示はよろしいですか?」

これを省略して「カードはよろしいですか?」ですよね。

何で長ったらしく難しくするんでしょうね!

これも日本人の謙虚さという美徳が、ややこしくしているのかも

わかりませんね。

 

1、二重敬語

敬語に敬語をかさねることです。

普段気づかずに使っている過剰な敬語で、

「○○さんがお越しになられました」は
「○○さんがお越しになりました」で、

「○○さんがおっしゃられたように」は
「○○さんがおっしゃたように」です。

先ほどの話の中の「カードのご提示はよろしいですか」とすると

「ご提示」の「ご」は必要ありませんね。

役職については「社長様」「部長様」は様をつける必要は

ありません。役職はそのことば自体に敬意が含まれています。

 

2、重言

同じ意味の言葉を重ねて使うことです。

割とうっかり使いがちな例を挙げておきます。

あとで後悔する→後悔する

おからだご自愛ください→ご自愛ください

まず最初に→最初に

犯罪を犯す→犯罪

いまだに未完成→未完成

お中元の贈り物→お中元

などなど沢山ありますが、あまりにも日常化しすぎて、

「被害を被る」などは国語辞典にも載っているので許される

ているようです。

あまり神経質になるとかえって変な日本語になったりするので

気を遣いながら美しい日本語を意識してみましょう。

 

敬語には丁寧語、尊敬語。謙譲語があります。

丁寧語・尊敬語・謙譲語

1、丁寧語

語尾に~です、~ます、ございます

名詞に「お」「ご」をつける

目上の方に敬意を払う時に、上品に表現したいときに使う改まった言葉遣いです。

例:「いう」→「言います」

「待つ」→「お待ちする」

「調べる」→「お調べになる」

2、尊敬語

動詞に「れる」「られる」「お・ご~になる」「お・ご~くださる」

形容詞・形容動詞に「お」「ご」をつける

言葉が変わる 言う→おっしゃる 行く→いらっしゃる

相手や話題の中の登場人物を主体にして相手を立てる・高める言葉です。

3、謙譲語

動詞に「お・ご~する」「~いたす」「お・ごさせていただく」

).push({
自分を主体にして行動や状態を低めへりくだることで相手を高める言葉です。
間接的に相手に敬意を示す。
例:    尊敬語           謙譲語

「言う」→おっしゃる 言われる   申す、申し上げる

「行く」→いらっしゃる       伺う、参る

「見る」→ご覧になる        拝見する

「知る」→ご存知です        存じる、存じ上げる

「話す」→お話になる        お話しする

 

4、尊敬語と謙譲語を混同させた例

「どうぞいただいてください。」→「どうぞ、お召し上がりください」

「社長がお目にかかられた」→「社長がお会いになった」

 

間違いがちな言葉遣い

「おタバコのほう、お吸いになりますか」→「おタバコお吸いになりますか」

「ほう」をつけると言い方がやわらかく、丁寧になるという勘違い

 

「とんでもございません」→   「とんでもないことです」

「とんでもないことでございます」

「とんでもない」で一つの言葉

 

敬語は言い方や使い方によっては冷たくとられたり相手を敬遠する言葉にも

なってしまうことがあるので十分に気をつけてつかいましょう。

 

クッション言葉

敬意を表すべき相手に言いにくいことを言わなければならない時、お願いをしたり、

断ったりする時、間に挟むことで状況や相手によってふさわしい言葉を選んで

表現を柔らかくする言葉です。

 

例:依頼                   疑問形でお願いする

「恐れ入りますが」

「大変恐縮でございますが」         「~していただけないでしょうか」

「申し上げにくいのですが」   +  

「よろしければ」              「してくださいませでしょうか」

「お手数おかけしますが」

お断り

「申し訳ございませんが」

「失礼ですが」               「いたしかねます」

「せっかくでございますが」     

「ありがとうございます」          「ご遠慮させていただけます」

「身に余るお言葉ですが」

 

下につけるクッション言葉

「ご遠慮ください」

「お許しください」

「お聞き届けいただき助かります」

「ご理解いただきましてありがとうございます」

 

クッション言葉の「クッション」は「まごごろ」「気遣い」です。

使い方や言い方次第で気持ちが伝わらない場合、マニュアル通りの心ない言葉に

聞こえてしまうので気をつけて使いましょう。

 

ーまとめー

感じがよい話し方の基本は「笑顔」から自然と伝わる「笑声」です。

●優しい語調  穏やかな話し方

●易しい語彙  単語の意味がわかる言葉

目上の人を立てるのが尊敬語、自分がへりくだるのが謙譲語、相手を問わず丁寧な

表現を使うのが丁寧語です。

ハキハキと活舌のよい話し言葉でお相手の立場や気持ちになって、心のこもった

温かい言葉を使うように普段からこころがけましょう。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

またお目にかかれることを、楽しみにしております🍀 サロンドクレモナ

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