お彼岸になぜお墓参りをするの?おはぎをなぜ食べるの?

春のお彼岸は、立春を春のはじまりとする二十四節気(にじゅうしせっき)において、ちょうど春の真ん中にあたります。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、ようやく冬の寒さはうすらいでコートを手放し、春の足音を感じることができる頃ですね。

彼岸会とは

春分は太陽の中心がちょうど天の赤道と黄道が交わる点(春分点)を通過する日で昼夜の時間が等しくなり、太陽は真東から上がって真西に沈みます。

春分の日を中心に7日間は仏教の行事で「彼岸会」が行われます。

彼岸とはサンスクリット語の「波羅密多」を訳した言葉で、「向こう岸に渡る」という意味を持ちます。

彼岸会は他の仏教国にはない日本独自の行事です。

日本には古来、春分と秋分の日の午前中に東の方向に歩いて太陽を拝み、

午後には西の方向に歩いてまた拝むという「日迎え・日送り」という行事がありました。

それが西方浄土を信仰する浄土思想と結びついて、今のお彼岸の行事になったのではないかと言われてます。

西洋では春分後の最初の満月の日に、キリスト教の最も重要な行事である復活祭(イースター)をお祝いしたり、世界各国で祈りを捧げお祝いしています。

 

お彼岸にお墓参りをなぜするの?

子供のころから、お彼岸にはお墓参りをするものと、何の疑問も持たずにいましたが、

なぜ彼岸にお墓参りをするのでしょう?

先ほどもお話しましたが、春分の日は太陽が真東から登って真西に沈む日です。

仏教では、日が昇る東を私たちがいるこの世(此岸 しがん)、日が沈む西という方角の彼方に極楽浄土(彼岸)があると説かれています。

般若心経の中にもある「波羅蜜多」という梵語を漢訳したのが「彼岸」だそうです。

春分の日は、あの世(彼岸)とこの世(此岸)が最も近づく特別な日であり、先祖への思いが一番通ずる日と考えられて、感謝の気持ちをもってお参りするということですね。

 

「ぼたもち」と「おはぎ」はどう違うの?

牡丹餅」「お萩」と漢字で書くとなんとなくわかりますよね!

ぼたもちは、牡丹の花から「牡丹餅」→「ぼたもち」となって、春のお彼岸にお供えし、たべるもの。

おはぎは、萩の花から「お萩餅」→「おはぎ」となって秋のお彼岸にお供えし、食べるもの。

その季節に咲く花をあずきの粒をになぞらえたものなんですね。

地域によっては、粒あんとこしあん、もち米とうるち米で区別しているところや、両方おはぎで統一されているところもあるそうです。

 

お彼岸におはぎをなぜ食べるの?

江戸時代にはお彼岸や四十九日の忌明けにおはぎを食べる風習があったようです。

あずきの赤色は古来より災いから身を守るために、邪気を払うものとしてあらゆる行事に使われています。そのような「厄除け」の意味合いと先祖の供養と結びついたそうです。

江戸時代に砂糖は超高級品でなかなか手に入るものではありませんでした。

そんな高級なお砂糖とあずきを使って特別なものを先祖にお供えし、近所にふるまうことが功徳であり厄払いになったようですね。

春の彼岸は農作業が始まる時期で、「豊穣」を祈願し、秋の彼岸は収穫の時期にあたるので「実り」を祈願する日です

それぞれ、神様に祈願をするため、春にはぼたもちを、秋には収穫を感謝しておはぎを作ったとも言われています。

 

彼岸花の由来

お彼岸は7日間ありますが、仏教の修行の項目が6項目あって、お彼岸の中日を真ん中に、前3日、後ろ3日で1項目ずつ実践されるそうです。

ちょうどその頃「彼岸花」が咲きますが、この彼岸花が咲いて花が散るまでがだいたい7日間で、お彼岸の期間と同じくらいであることから「彼岸花」と名づけられたというお話もあります。

彼岸花の別名を「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」といいます。

またそのほかにもあって、「地獄花」「幽霊花」ともいいます。

子供のころにさわってはいけないといわれていましたが、

これには理由があって、彼岸花には根っこに毒があり、昔亡くなった人を土葬していた時代に、お墓を虫や害獣に荒らされるのを防ぐために植えられたそうです。

 

現在でもよく田畑のあぜ道などで見かけることがありますが、ミミズが生息しないのでそれを餌にする害獣が近寄らず、農作物を守るために植えられています。

毒と聞くと怖いようですが、薬としてもつかわれています。

また、根にはでんぷん質があり、水にさらすなどして毒を抜くことは可能で、食糧事情の悪い時期には食用にされていたこともありました。

彼岸花には赤い花だけでなく、いろいろな色があります。

白、黄色、ピンク、オレンジ、などです。

中でも黄色は鐘馗水仙(しょうきずすいせん)と呼ばれ、明るい黄色が黄金にも通じることから縁起が良いとされるようです。

 

-まとめ-

昔は砂糖がとても高価で、なかなか手にはいらなかったので、おはぎは超高級菓子だったということですよね。

我が家では、毎年母がおはぎをつくります。亡き父と祖母の好物で生前から欠かさず続けていただいています。私はいつももち米を握ってあんこを付けるだけですが。。。

お彼岸は、そんな特別なおはぎの思いも含めて、自然と命の巡りを思いつつ、ご先祖に感謝の気持ちをこめてお墓参りに行きましょうね。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

またお目にかかれることを、楽しみにしております。

🍀マナー&エステ サロンドクレモナ🍀

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