二十四節気の清明の意味って?どんな季節をいうの?

「二十四節気」「清明」といわれても?普段あまり耳覚えのない言葉ですよね。

「二十四節気」は季節をあらわす「立春」や「立夏」などと同じで、もっと細かく一年を24の節気に区切られもので、古くから季節の移りかわりを知るすべとして、利用されてきたものです。

そしてその中で「清明」は5番目の区切りにあたります。

では、その「清明」についてご説明していきます。

二十四節気(にじゅうしせっき)を簡単に

「二十四節気」は約2600年前の中国で作られたもので、1年を24等分して約15日ごとに分けて、それぞれに季節を表す名前をつけています。

明治時代以降は、現在の「太陽暦」が使われていますが、それまでは、月の満ち欠けを基準とした暦が主流だったため、季節と暦が合致していませんでした。

暦の上でも「うるう年」や「うるう秒」があって調整しているように、毎年日付が固定されているものではありません。

そのため、この季節のずれを修正するために考え出されたものなのです。

具体的にはこの図↓のように分かれます。

 

引用:https://www.navi-school.com/

 

清明とは

清明とは二十四節気の中でも春の第五節気で、毎年4月5日頃になります。

その意味は

江戸時代に書かれた『暦便覧』という本には清明の季節を

 

「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」と記されています。

 

晴れ渡った空は清々しく、全ての草木が一斉に芽吹きはじめ、目を移せば花や草木が咲き誇る季節である様を表す。

 

その清浄明潔という言葉から

清明とは
空気はすがすがしく澄みわたり、春の陽のおだやかな日差しの中、全てのものがはっきりと鮮やかに輝いて見える頃  

中国では古くからこの清明節の時期に、先祖の墓参や、「踏青(とうせい)」といって野に出て春の緑を満喫するなどの行事が行われました。

 

また、沖縄では、「シーミー」という「清明祭」があります。

先祖を供養する「お盆」のような行事で、先祖のお墓に重箱に入った料理や果物、お菓子などをお供えします。

その後、親戚一同でその料理やお菓子をいただいて宴を開き、先祖供養とともに、親族の親睦を深めるものだそうです。

 

清明とはどんな季節?七二候(しちじゅうにこう)から

七十二候(しちじゅうにこう)とは
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっている。

 

清明のころ、寒くて暗い冬の季節から、桜前線が北上し、天地がすがすがしく明るい空気に満ちるといいます。

そんな「清明」を表現する「七二候(しちじゅうにこう)」には次の3つの候があります

初候:玄鳥至「つばめきたる」 4月5日頃

つばめが南の国から渡ってくるころ。

つばめのことを古くは「つばくろ」と呼ばれました。

毎年遠い海のむこうから、人家の軒下など決まった所に巣を作り子供を産むので、先祖が姿形を変えて訪れるのだと考えられ、大切にされたそうです。

昔からツバメは縁起のよい鳥、吉をもたらす鳥とされており、“ツバメが巣をかける家は栄える”などといわれていますよね。

 

つばめの飛来は、本格的な春と農耕シーズンを表しているのです。

 

次候:鴻鴈北「こうがんかえる」 4月10日頃

雁(がん)が北へ帰っていく頃をいいます。


引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Goose

冬の間日本で過ごしていた雁(がん)や鳥たちが、北国へと旅立っていきます。

季節の訪れによって現れる鳥たち。春に来て秋に去っていくつばめと対にして表現されます。

春はそれぞれの旅立ちの季節でもあるのですね。

 

末候:「虹始見(にじはじめてあらわる)」 4月15日頃

清明の時期にいろどり豊かな虹が見え始めるころをいいます。

虹を見ると、とても嬉しくなり、何かいいことがあるかのように足を止めてしまいます。

冬場は空気が乾燥しているので、なかなか虹が見えないのですが、このころになると雪が雨に変わり、春の嵐や夕立によって空気が潤い、虹があらわれやすくなっていきます。

このころ催されるヨーロッパのお祭り「イースター」も、もとは春の女神の再来を喜ぶものだったそうです。暗く長く寒い冬がようやく明け、春の訪れをよろこびお祝いするのです。

清明(せいめい)もこの候で終わりになり、いよいよ農作業が忙しくなる季節になっていくのです。

 

清明の旬の食材

晴明の旬の食材には

魚貝類では、初鰹やサザエ、めばる。特に鰆とさよりはこの時期脂がのって非常に美味しいです。

野菜では、さやえんどう、そら豆、筍、三つ葉、新ジャガイモ、新キャベツ、タラの芽、ぜんまい、などたくさんの新物が出揃います。

 

-おしまいに-

いかがでしたか?

木々が青々とし、花が咲き乱れ始める「清明」の意味はご理解いただけたでしょうか?

寒い冬から、桜前線とともに、徐々にあたたかくなりはじめて、お花見やピクニックなどを満喫できる季節ですので、穏やかな日差しの中で、清らかな空気に触れながら五感を育んでみて下さいね♪

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