お月見はいつ何をするの?お団子を供えるのはなぜ?【2020年】

夏の暑さが引き、湿度が下がる秋の夜空では、
お月さんがひときわきれいに見えますよね♪

「中秋の名月」とか「十五夜」と耳にします。

きれいなお月さんを愛でるという日ですが、
実際にいつ、何をする日なのか、
お団子をなぜ供えるのか、そんな素朴な疑問
を調べてみました。

お月見はいつ何をするの?お団子を供えるのはなぜ?【2020年】

お月見とは

「お月見」とは満月を楽しむことで、「観月」
ともいいます。

旧暦8月15日は、現在の9月18日前後で、

2020年は10月1日です。

2021年は9月21日です。

毎年満月とは限らず、多少のずれはあります
が、この日を十五夜(中秋の名月)といい、
秋の収穫物を供えて五穀豊穣を祝い、実りに
感謝する「十五夜祭り」が催されてきました。

「仲秋」の由来は旧暦の7月、8月、9月が秋
にあたり、8月はその真ん中なので、こう呼
ぶそうです。

秋のお月見は二回するもの

旧暦八月十五日の中秋の名月
翌月の旧暦九月十三夜の「後の月」
とを合わせて「二夜の月」といってお祝いされ
てきました。

どちらか片方だけ見るのは「片見月」といって、
縁起が悪いと嫌われ、両方見るのが縁起の良い
こととされてきたのです。

観月の行事はもともと中国から渡ってきました
が、「十三夜」は日本独自のの風習です。

十三夜は十五夜の前と思いがちですが、
1カ月後の満月の二日前が十三夜にあたります。

「十三夜」は
2019年は10月29日です。

十三夜の由来

平安時代に、宇多法皇が九月十三夜の月を愛で、
「無双(二つとない美しさ)」と賞したことが
はじまりという説や、

その息子である醍醐天皇の時代に開かれた
観月の宴が風習化されたという説など、
他にもさまざまな説があります。

お月見の風習

お月見の風習

十五夜が別名「芋名月」と呼ばれるのに対して、
十三夜は「豆名月」、「栗名月」と呼ばれて
います。

お供え物の豆や栗がちょうどその時期に
食べごろになることが、その由縁のようです。

美しい季節をとことん味わおうという
日本らしさの詰まった行事で、宮中では
船を浮かべて池に映る月を眺めたり、
盃に月を映して飲んだりと、観月を楽しんだ
そうです。

また、月の満ち欠けは農作物と深く関わること
から、月は作物の豊穣を祈る神聖な存在でも
ありました。

秋のお月見は収穫の無事を感謝し祝う儀式でも
あるのです。

お月見のお供え物

地域によって違いはありますが、秋の七草を
飾り、月見団子や里芋、枝豆、栗などを飾り
お酒を供えて灯明やローソクをともし、
お月見をします。

満月に見立てたお団子と収穫物をお供えして
いただくことは、神様と同じものを食べて
力をいただく「直会」の儀式でもあります。

また、十五夜と十三夜のお月見の夜だけは、
他人の畑の作物を無断で取ってもよいとか
子どもたちが月見のお供えを盗んでもかまわ
ないとされる風習もあります。

盗まれると縁起がよく、また盗んだものを
食べると健康になり、幸福が舞い込むと
言われています。

すすき

秋の七草のひとつである「すすき」は、
稲穂の替わりにお供えします。

お月見の頃はまだ稲の収穫前なので、
見た目が似ているススキを稲穂に見立てて
供えるようになりました。

そして、すすきは神様の依代として飾リます。
依代とは、神様が来られた時に憑依する
もののことを指します。

また、ススキは魔除けになるという言伝えも
あります。ススキの葉っぱは鋭くて触ると
手が切れてしまうことから魔除けの
意味を持つようになったそうです。

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【秋の七草】

薄(すすき)

【秋の七草】

藤袴(ふじばかま)

【秋の七草】

桔梗(ききょう)

【秋の七草】

撫子(なでしこ)

【秋の七草】

葛(くず)

【秋の七草】

萩(はぎ)

【秋の七草】

女郎花(おみなえし)

【秋の七草】

お月見団子

お月見団子

穀物の収穫に感謝し、米を粉にして月に見たて
て、丸めて作ったのが月見だんごのはじまりです。

団子が月と同じように丸く、欠けても満ちる月
を生や不死の象徴と考えていた名残から、
それを食べることで、健康と幸せが得られると
されています。

昔は月の満ち欠けによって暦が作られ、
農作業と深く関わりがあり、月は作物の豊穣を
祈る神聖な存在でした。
満月の数や、新月から何日目の月かということ
は大きな意味があり、それがだんごの数に
なったのです。

お団子の数は中国の月餅にならい、その年に出
た満月の数を供えるので、
平年は12個、うるう年は13個となっていまし
たが、
十五夜では15個、十三夜では13個というのが
主流のようです。

ピラミッド型のように積み上げるのは、
先端が霊界に通じ、収穫の感謝の意を
伝えている、と言われています。

秋の収穫物

里芋・きぬかづき

この時期、収穫されたばかりの里芋を供える
ことから十五夜の月を「芋名月(いもなづき)」
と呼んでいるところもあります。

里芋は一株で子芋、、孫芋と増えることから
子孫繁栄の縁起物とされてきました。

里芋の小芋をゆでた「きぬかつぎ」
平安時代の高貴な女性が外出の時に使った
かぶりものを「衣かつぎ」といい、
茹でた里芋の皮がポコっと取れたようすが
それに似てることで「きぬかつぎ」と名付けらたのです。

旬の野菜、果物

ぶどうなどのルツのものは、月と人との繋がり
が強くなるという縁起のよいものとされています。

十三夜には栗や大豆や枝豆を供えることから
「栗名月」や「豆名月」とも呼ばれています。

お供えの並べ方

クリックすると新しいウィンドウで開きます

出典:http://www.iyashibox.com/

お供えの並べ方は、お月様から見て

・左側に自然のもの(ススキや果物など)
・右側に人の手が加わったもの(月見団子)

これは、古くから日本には、
左側の方がくらいが高いとする、
左上位
という考え方があるためです。

-おしまいに-

いかがでしたか?
「お月見」の室礼、ご理解いただけた
でしょうか?

「月々に月見る月は多けれど
月見る月はこの月の月」と短歌で詠われている
ように、昔から中秋に見る月は格別の物でした。

今年は十五夜だけではなく、
「後の月」とよばれる十三夜も、秋の味覚を
おいしくいただいて、家族や友人と
風流を味わってみませんか?

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