初節句の五月人形の選び方は?その相場価格はいくらぐらい?

端午の節句に飾る、鎧や兜、五月人形は、命を守るための象徴として子供の健やかな成長や安全を願い贈ります。

ひと昔前は大きな鎧の段飾りが主流でしたが、最近は住宅事情などから、コンパクトサイズの兜飾りが人気を集めています。

その兜や人形の相場価格はいくらぐらいでしょうか?

また選ぶ時は何を基準に選べばいいのでしょうか?

種類や、飾り方、相場の金額など、目安にしていただきたいことをまとめてみました。

五月人形の種類で選ぶ

五月人形は大きく分けて「鎧飾り」「兜飾り」「武者人形」があります。

鎧飾り

鎧飾り五月人形は、鎧を中心にした飾りで、一般的には、両側に弓太刀(弓と太刀の飾り)を添えて飾ります。本格的で飾りが大きいため豪華な五月飾りです。

作り方の違いで、「江戸甲冑」「京甲冑」の2つのタイプがあります。

頭から胸、腰、足まですべての防具を揃えた正統派の飾りになります。

飾りが大きいため、スペースに余裕が必要で、収納する際に手間がかかります。

また、顔当て(面頬)が付いているので、子供が怖がる場合もあるようです。

 

兜飾り

兜を中心に両側に弓と太刀を添えた飾りが多いです。

種類も多く、一番シンプルでポピュラーな五月人形です。豪華さには欠けますが、大きさも大小さまざまで、手入れもしやすく、スペースもとりません。

額の部分などには立物といわれる飾りが付き、額の角のような飾りは鍬形と呼ばれています。

 

兜飾りにも作り方の違いで「江戸甲冑」「京甲冑」「新型甲冑」という3つのタイプがあります。

近年このような、オーソドックスなものに並んで、戦国武将をモデルにしたものが人気になってきています。

戦国武将の兜飾りはデザインを重視で決める方も多いようです。

 

 

武者人形

歴史上活躍した武将や、御伽噺(おとぎばなし)の人物をモデルとしたものや、人形(ひとがた)をしたものが、武者人形です。

代表的なものに、熊に乗っている力持ちの金太郎、武芸の達人の牛若丸、力持ちの知恵もの弁慶などの人形も人気です。

人形の人物のように雄々しく成長してほしいという願いを込めて飾ります。

人形なので、子供にも親しみやすく、飾りやすいので人気です。

 

飾り方のスタイルで選ぶ

五月人形の飾り方には、三段飾りと平飾り、ケース飾り、収納飾りがあります。

三段飾り

 

一番上に中心となる鎧と兜を置き、屏風と幟などを左右に添え、二段目、三段目に武具や粽などを飾ります。
大変豪華ですが、かなり広めの置きスペースが必要です。

 

 

 

 

平飾り

最もオーソドックスなのが、この平台飾りです。
平たい台に兜を飾りつけるスタイルで、兜の後ろに屏風を立て、兜の両脇に弓太刀を添えるのが基本の形となります。

兜についている鍬形や前立は取り外し可能なので、簡単で、収納も置き場所も取らず、飾りも片付けも楽にできます。

お店に行って購入する場合は、五月人形を飾ろうと考えている場所の広さを計った上で購入に行くと商品選びもスムーズです。

).push({

 

ケース飾り

ケース飾りは、五月飾りのセットをコンパクトにケースに収めた飾り方で、あらゆる面でとにかく手間がかからないのが最大の魅力です。

ケースからだしてそのまま飾り、片付けもそのままで手間がかからず、箱の中に入れるだけでという手軽さです。
価格もお手頃なものが多く、収納もコンパクトです。

 

 

収納飾り

収納飾りは飾り台をそのまま収納箱として利用でき、兜や弓太刀、屏風をひとまとめにしてしまいやいのが特徴です。
兜はもちろん、屏風や弓太刀などの付属品が全て一つの箱に収まります。

また、飾り台(収納箱)のフタから上だけを飾れば、平台飾りとしても楽しめます。

収納型兜飾りの標準サイズは間口45センチ×奥行35センチ×高さ50センチと比較的コンパクト。

 

 

 

兜や五月人形の相場はいくらぐらい?

五月人形の相場は、人形の種類によって変わってきます。

兜飾り

兜飾りの値段の相場は5~60万円くらいです。

そのなかでも、実際に店頭に並んでいるのは5万から15万のものが中心です。

五月人形の中でも、比較的価格は安い傾向にあります。

ということは人形店などでの購入であれば、多少の値引きを考えると、実際の購入金額の相場は3万円~7万円ということになりますね。

 

鎧飾り

鎧飾りの値段の相場は8~100万円くらいと大変幅が広いです

そのなかでも、10~30万円ほどのものが売れ筋のようです。

飾りが大きく豪華になる分、鎧飾りは高価な傾向にあります。

 

武者人形

武者人形の値段の相場はおおよそ6~40万円くらいです。

そのなかでも、売れ筋は5万円~15万円のものです。

 

-まとめ-

1、人形の選び方は、まず置く場所を決めましょう。

机や、棚に飾る場合はその空きスペースのサイズを測って、バランスのよいサイズにしましょう。

ケース飾りや、収納飾りは、大変手軽に収納できますが、大庭その外箱に入れて収納される場合が多いと思いますので、収納する場所の確保と、その外箱が入るスペースのサイズも確認しておきましょう。

広いお店で見るよりも、実際家に飾ったときのほうが大きく感じます。

まずは置き場所と収納場所の採寸をしっかりと準備してください。

 

2、飾り方とサイズを把握しておきましょう。

置く場所が決まればある程度飾り方はきまってきますが、あとは収納方法によって飾り方が違うので、把握しておきましょう。

 

3、予算を決めましょう。

それぞれの値段の差は、人形師(甲冑士)の名前や使われている素材で大きく変わります。

また、定価というのがないので、相場というのはあくまでも目安ということです。

百貨店は無理ですが、小売店や卸であれば、ある程度の値段交渉はできる場合が多いです。

予算の前後のもので、まずは気に入ったものをみつけましょう。

一つ一つ手作りなので、同じ作者でも微妙に違います。

特に人形は、好みの表情のものを選ぶといいのではないでしょうか。

一通り見渡して第一印象で気に入ったものが、最終的に決まる確率が高いので、参考にしてみて下さい。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

またお目にかかれることを、楽しみにしております。

🍀マナー&エステ サロンドクレモナ🍀

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です