摩擦黒皮症 ハイドロキノン トレチノインについて

シミの一種である「摩擦黒皮症」について。またシミ治療にとても有効な「ハイドロキノン」と「トレチノイン」は併用することで相乗効果を得られます。

摩擦黒皮症

摩擦黒皮症は長期に渡って下着の締め付けなど、何らかの物理的な摩擦や刺激を繰り返すことにより、メラニン色素が色素沈着をおこし、シミのように黒ずむことをいいます。

名古屋大学環境皮膚学の早川律子教授などの論文によると、 入浴時のナイロンタオル、 スポンジ、ヘチマ、健康ブラシなどの道具の利用による色素沈着は51.7で、摩擦黒皮症の最も大きな原因となっています。

発症箇所は特に背骨や脇の骨が出っ張ているところ、デコルテ、お腹周り、脚の付け根などに生じやすいです。

色白の人よりメラニンが多い比較的色の黒い人の方が発症しやすく、摩擦を繰り返すことでメラニンが表皮層から真皮層まで入り込むと治療に時間がかかります。

対処方法

1、外用薬の処方

軽度の場合はトレチノインやハイドロキノンの外用薬を塗布する。

2、外用薬とレーザー治療

重度の場合はレーザートーニングと外用薬を併用するのが効果的のようです。レーザートーニングは細胞内のメラニン顆粒のみを破壊するので、細胞そのものは破壊されることがないのでやけど状態にはならないそうです。

広範囲に広がる摩擦黒皮症に「QスイッチYAGレーザー」が有効です。

レーザーにも種類がありますが、波長が長いものほど光の深達度が深く皮膚の深部にまで作用するそうです。

レーザートーニングによる摩擦黒皮症治療

レーザートーニングに使用するレーザーはQスイッチYAGレーザーという種類のレーザーです。その中でも、レーザートーニングに使用されるのは平らで均一なエネルギーのレーザーを照射するトップハットビームプロファイルという特性を持つ機種に限られます。

QスイッチYAGレーザーは532nmと1064nmの二種類の波長を持つレーザーです。二つの波長を使い分けることによって比較的浅い場所にあるシミ・そばかすから、深いところにある茶あざ・青あざ、また毛穴等の幅広い肌トラブルに対応できるといわれています。

QスイッチYAGレーザーには二つの治療法があります。山の形をしているガウシアン型のレーザーを使う治療法と、平らな形をしているトップハット型のレーザーを使うレーザートーニングです。

これらはレーザーの形が違い、治療に効果的なシミの種類も異なります。後者は、長らくレーザー治療が向いていないとされていた肝斑の活性化を抑えることができるといわれています。

摩擦黒皮症は表皮と真皮の両方にメラニンが居座っているので、はじめに外用薬で表皮の色素沈着を排出してからレーザートーニングで真皮の真皮内の色素沈着の治療をすると効果的です。

 

シミ治療に強力な「ハイドロキノン」

「ハイドロキノン」はシミ治療の外用薬として強力な美白効果があり「お肌の漂白剤」と呼ばれています。還元剤として写真の現像の時の薬剤に使われている成分です。

還元剤とは元に戻すということで、メラニン色素を生成する酵素である「チロシナーゼ」によって酸化し黒くなったメラニンを還元して、シミやソバカスの色を薄くする作用があります。

強力な美白効果なだけに短期間で効果も出やすいですが、使用方法を誤ると副作用を生じる恐れもありますから注意が必要です。

保管する際には熱や光に弱いので、しっかりと密閉して冷蔵庫などで保険しましょう。

 

シミ、ニキビ、シワに「トレチノイン(レチノイン酸)」

「トレチノイン(レチノイン酸)」はビタミンA誘導体の一つです。

角質をはがし皮膚の再生を促します。またコラーゲンの生成を助ける働きがあり、シミやシワにとても有効な薬剤です。特に「ハイドロキノン」と併用することで高い効果を発揮します。「ハイドロキノン」単独ではお肌に浸透しにくく、トレチノインはターンオーバーを促進することで、メラニンを抑制するハイドロキノンを併用することで相乗効果が得られます。

また皮脂の分泌を抑えることからニキビにも効果があります。

ハイドロキノンと同様に強力な薬剤なので、使用方法には十分注意が必要です。

治療中は肌が弱く刺激を受けやすいので紫外線吸収剤が入っていないような刺激の少ないサンスクリーン剤で紫外線予防をこまめにしましょう。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

またお目にかかれることを、楽しみにしております。

🍀マナー&エステ サロンドクレモナ🍀

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です