金比羅山へしあわせ参り 幸福の黄色いお守りと天狗御守でパワーアップ

香川県琴平町にある金比羅宮に参拝してきました。

昔から「こんぴらさん」と親しまれ、参道から御本宮までは785段、奥社まで登ると1368段の石段にもかかわらず、全国から参拝に来られています。

江戸時代から広まった「こんぴら参り」その魅力についてご紹介します。

「こんぴら参り」は「しあわせ参り」

車で約3時間、朝雨が降っていたのですが、

明石大橋を渡る時は薄曇り、参道途中ですっかり晴れてきました。

約3年前に参拝した時にはほとんど人がいなかったのですが、

今日はとてもにぎわい、混雑していました。

同行させていただいた鑑定士の先生に、

「今年は戌年だからですよ」とおしえていただきました。

そして、この金比羅宮では、あれこれとお願いするのではなく、

しあわせを願うところなのだそうです。

 

幸福の黄色いお守り

御本宮で絶対に購入したいお守りです。

お守りだけ(単品800円)とミニこんぴら狗のセット(1500円)

かわいい犬のマスコットの説明には、

江戸の昔、一生に一度はと、人々が熱望した「こんぴら参り」

庶民は旅行を禁止されていたのですが、神仏への参拝は許されていて、

数ある中でも「伊勢神宮」への参拝は庶民にとって一生に一度の夢の旅路だったのです。

「伊勢神宮」にならび、この「讃岐の金毘羅大権現(今の金刀比羅宮)」

参拝するのも当時は一大イベントでした。

途中で断念し、道中で知り合った旅人に旅費と初穂料(お賽銭)を託し

代参してもらうこともあったようです。

諸事情によりお参りが叶わぬ時は、その願いを自らの飼い犬に託しました。

飼い犬の住所、氏名や初穂料、えさ代が入った

「こんぴら参り」と記した袋を首にかけ長い長い

道のりを、心優しい多くの人々の手助けを受けながら、

立派に「代参」の務めを果たしたけなげな犬たちは、

いつしか「こんぴら狗(いぬ)」と呼ばれ親しまれたそうです。

ちなみに、このお守りはできれば上衣の左胸

ボトムの左ポケットにしのばせておくととてもいいそうですよ♪

神様のお守りは左に、仏様のお守りは右にということだそうです。

 

では、いざ出発です!

785段の参道

 

 

 

 

 

 

 

365段目にある「大門」、まずは第一関門突破です。

と言っても入り口のようなものですが・・・

水戸光国の兄である高松藩初代藩主・松平頼重侯により奉納されたこの門は

神域の総門でこれより内が金刀比羅宮の境内です。

さあ、しあわせ参りのはじまりです♪

 

しばらく長い参道がつづきます、新緑がすがすがしく気持ちいい~♪

 

石段を登り始めてすぐ右の「表書院」は、

建物自体が重要文化財で円山応挙や伊藤若冲の

障壁画や襖絵が見学できます。

5月5日、7月7日には前庭にて奉納「蹴鞠」を行なわれます。

 

 

628段目の「旭社」、昔の金毘羅大権現時代に

金堂だった建物です。

完成までに約40年を要した二重入母屋造の社殿は圧巻です。

ここが御本宮かと思いきや、まだこの先にも最後の階段が待っています。

 

「旭社」から右に進むと「樫木門」をくぐって「闇峠」を進みます。

ここに唯一の下り階段があります。

御本宮までの石段は786段あるのですが、

「786=なやむ」は語呂が悪いと、

途中一段だけ下り階段があり、785段になっているのです。

 

そして、ついに心臓やぶりの階段、最後の133段です。

一段一段登るごとに御本宮のお姿がみえてくるので、

疲れているのに足早になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに到着!「御本宮」です。

 

御祭神は、大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇。

金運や縁結び、商売繁盛、健康運、

人生に迷ったときに良い知恵を授かれるなど幸せに導いて下さる神様です。

 

雨上がりの澄み切った空気と景色も最高のプレゼント。

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御神木

 

今回は特別祈願をしていただきました。

この長い廊下を渡り、本堂の中で祝詞を奏上していただきます。

神様には名前と住所を忘れずにお伝えしましょうね。

 

こんぴら狗のおみくじ

 

おみくじが犬の背中に入っています。

この金色の縁起物の狗はご祈祷されていて、

こんぴら狗の誠実さと人情のあたたかさを現代に伝えるシンボルとして、

願いを叶え、しあわせをもたらしてくださるそうです。

身につけるか、財布の中にいれて大切に!

 

 

下り階段の右に厳島神社があります。弁天様です。

 

 

下り階段の下から撮るときれいな光が撮れました♪

金比羅宮奥社

前回お参りした時は台風の影響で奥社まで
行けなかったのですが、今回は初詣に御本宮
から奥社へ。
御品宮から石段をさらに583段
お山の上にある厳魂神社(いづたまじんじゃ)
までチャレンジしました。
約30分さすがにきつかったですが、登りきった
時は疲れも忘れ達成感に酔いしれました♪
早速、社殿へお参り、
御祭神は厳魂彦命(いづたまひこのみこと)
この神様は、象頭山松尾寺金光院の第四代別当職
金剛坊宥盛(こんごうぼうゆうせい)
のことです。
金刀比羅宮は真言宗の象頭山松尾寺金光院が
管理する神仏習合の寺社で、
戦国時代に荒廃した金光院を宥盛が当山の整備
に努め、金比羅信仰は元気を取り戻したのです。
宥盛は山伏として山での修行も行っていて、
宥盛は死ぬ間際、当山を守護することを誓って
天狗となったという伝説があり、

今日も金刀比羅本教教祖として慕われています。

 

奥社限定 天狗御守

奥社に行かないと手に入らない限定のお守りがあるので、是非お蔭をいただいてください。

人知では計り知れない霊妙不可思議な能力を

持つと今に伝えられる厳魂彦命のパワーが宿る

お守りだそうです。

赤色の四ッ目紐か白色の四ッ目紐が選べ、

1体800円です。

インフォメーション

住所 香川県仲多度郡琴平町892-1
TEL 0877-75-2121(金刀比羅宮)
営業時間 表書院・高橋由一館・宝物館 8:30~17:00(入館は16:30まで)
定休日 無休
料金 参拝は無料
アクセス JR琴平駅より徒歩20分、琴電琴平駅より徒歩15分、善通寺ICより車で約15分
駐車場 近隣に町営駐車場有り(大型バス可)・有料

 

 

 

-おしまいに-

金比羅宮までの階段を上るのは2回目でしたが、途中で休憩できるところや「表書院」など重要文化財を見学することもできるので、自分のペースで上がることができます。

自分の足で上りきるところに醍醐味や「空」の境地を感じることができる参拝でした。

神社はたくさん参拝しましたが、しあわせ参りは初めてです。

一緒に行った友人たちとも自然と笑顔になり、とてもすがすがしい幸せいっぱいの気持ちになります。

是非みなさん、一度経験されてみてはいかがですか?

 

 

 

 

 

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